見出し画像

目標以上を目指して達成する

2020年、私は300冊以上の読書をすることを目標にした。

(メモ:今年のnoteでは86項からなので、“386項”以上。)

ただ、300冊以上を読むためには、それ以上の目標を持たなくては達成できないと思っている。「これならできる!」と思うことは自分にとってはノンストレスかもしれない。しかし最初から甘えてしまったら、いつか「今日はまだいいか。」って思う時がくる。どんどんできなくなり、目標も達成しないだろう。

だから「300冊」と公言しているが、自分の中ではそれ以上の数を読むつもりで決めている。もっとアウトプットのペースを上げられるように、紹介するのも10冊ずつに区切っていきたい。

note実線

120、『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』 ヤニス・バルファキス(著), 関 美和(翻訳)

経済を知る前に政治を知らないといけない。どうしてお金というものができたのか、権力があるのか、主にギリシャ神話を例にして説明してくれる。
政治ってなんだろう?国家ってなんだろう?と思っている人にはオススメ。

国家という権威があるから、国民は従っている。債務があるおかげで世界のお金が回り潤っている。

現代を生きる私たちは何も不便することなく生きていける。逆に、何も不便することがないから、欲も生まれず、ただ平凡な毎日を過ごしている。しかし、自分が見ている世界は本当に現実なのか、私たちは考える必要がある。世界で何が起きているのか、私たちを取り巻く環境では何が行われているのか。私たちが知らないうちに国家は勝手に政策をつくり、私たちを制限する。そんなことにも気付かずに、のうのうと生きていて良いのか。

もっと俯瞰的に世界を見て、人生を考えていこう。

note点線

121、『セックスはなぜ楽しいか』 ジャレド ダイアモンド(著)

タイトルだけみるとエロいのかと思うけど、アメリカの生物学者が動物の性行動についてまとめられている。鳥やチンパンジー、虫などの求愛についても学べる。セックスとは、本来は自分の遺伝子を残す生殖のために行うものであり、一般の動物たちはメスの排卵期に合わせてセックスをすることが多い。
しかし、人間は娯楽のためにいつでもセックスする。人間は排卵日が目に見て分からず、隠蔽されている。それは、人間が一夫一妻制をとっていることと関係しているかもしれない。オスはとにかく多くの遺伝子を残したい。排卵日が明確に見えてしまったら、他の排卵日のメスを探しに行ってしまう。つまり人間でいう浮気。(笑)

人間もホモサピエンスだった頃から進化しセックスの概念も変化している。男性と女性にとってのセックス、子育ての考え方についても俯瞰的な視点を持てる本。

note点線

122、『町でいちばんの美女』 チャールズ・ブコウスキー(著)

ブコウスキー3冊目。生き方がまじでクソすぎて面白い。(笑)
酒とセックスができれば人生楽しいよね、って感じ。最近自分が食べたいものとか物欲とかも何もなくて、遊びたい欲もなくて落ち込んでる時に元気もらった。女性は技とだとしてもチヤホヤされて可愛いって言われたら、やっぱり嬉しいもんだよなあ、って思った。ブコウスキーはモテるわけじゃなくても、そういう女の扱いが上手そう。

note点線

123、『グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」』 松田 悠介(著)

自分のやりたいことや夢に向かって真っ直ぐ突き進んできた著者の人生を感た。私自身は、幼い頃からやりたいことも夢もなく、親や先生が喜んでくれることだけを選んできたなと気付いた。だから、日本では、「将来に希望が見えない若者」が多数を占めることには納得できる。
各国によって教育の問題は異なるということ、日本は教育環境は整っていたとしても子供たちの意欲がないこと、など今まで考えていなかった視点を知ることができた。

note点線

124、『脳を鍛える「超」記憶法』 苫米地英人(著)

記憶には「あ、間違えた」と思う瞬間が大事。脳は間違えた時に覚えなくちゃいけないと思って、記憶する。映像と結び付けるのも良い。試験などで文字などを記憶する時には、記憶する体勢をつくる。(マーカーを使う、鉢巻をするなど)
また、脳の休息をとることも必要で、一回の睡眠でレムとノンレムを繰り返した方が良く、徹夜などをする場合でも3時間は睡眠すると記憶も定着しやすい。

勉強をしたり記憶するのは歳を重ねるごとに難しくなってくると思われているが、脳科学的にはそんなことはない。確かに13歳までは大人より脳細胞が活性化しているため記憶力も向上するが、大人ができなくなることはないと。
大人になってからでも勉強し、知識を追求しつづけることが大事だと思った。

note点線

125、『GIG WORK』  長倉 顕太(著)

126、『移動力』 長倉 顕太(著)

私の人生が変わるきっかけになった本をまだ紹介していなかったので、ここで紹介。特に『移動力』は、感情に流されやすい人や人生を変えたい人に読んで欲しい。

人生は全て環境によって変わるんだということを実感する。環境とは、自分がいる場所だけではなく一緒にいる人、関わる人、生活習慣など全ての環境のこと。そして、言葉の通り移動し続けることで同じ環境に停滞しないこと。これを続けることで、成長する。感情に左右されやすかったり、悩みやすい人はその場所に停滞しているから無駄に悩んでしまう。常に色んな場所、色んな人に会い、移動して環境を変えていると動いていることに精一杯になる。小さな悩みなんてどうでもよくなる。
私は、この本を読んでから移動しまくって半年間で、地球1周半(60,000km)以上の移動をした。そのおかげで人生も180°変わった。

note点線

127、『深い穴に落ちてしまった』 イバン・レピラ(著)

スペイン作家による大人の寓話。120ページくらいで読みやすいが、最初は全く意味がわからなかった。名前も年齢も分からない兄と弟が、突然真っ暗闇の穴に落ちてしまい、2ヶ月間飢えをしのぎながら生活していく。兄は計画のために弟に厳しく、賢明に援助をする。弟は世間知らずの兄だなと哀れえみの態度で接しているように感じた。しかし、最後の計画を2人が共有し兄弟の愛が深まる。

現代の閉塞感から抜け出そうと考えているようにも見えるし、色々な角度から読み取ることができると解説されている。スペインでは若者の失業率が上がっているという社会的背景も読み取れるかもしれない。簡単には説明できないような不思議な感覚で、深い本だった。

note実線

128、『天文学と印刷ー新たな世界像を求めて 展覧会図録』 印刷博物館学芸企画室(編集・制作)

印刷博物館で開催されている「世界のブックデザイン」で展示されていた本。包装しているブックカバーと中に入っている本が、金銀で箔押しされていて、とっても魅力的な作品。天文学と印刷技術が関連しているのは知らなかった。色んなブックデザインを観たり触ったりするのは凄く良かった。
世界中の色鮮やかな本に囲まれて幸せな空間だった。

note点線

129、『寝ながら学べる構造主義』 内田 樹(著)

実際に寝ながら読んでみた。入門書のようだが、構造主義について興味がないと読み続けるのはしんどい気がする。齊藤孝さんがオススメしていた本。

色々な思想家たちが出てくる。人間はどういうふうに物事を考え、感じ、行動するのか。構造主義とは、人間が考えることは単に個人の意志だけではなく、国や地域による文化や歴史的背景によって異なるのかな、と思った。

note実線

10冊って結構しんどい。(笑)

でも、自分の中でリミットがあるとダラダラせずに読書に集中する。読む(読みたい)本と、読めない(読みたくない)本の分別もさっさとできるので、効率が良いかもしれない。引き続きやっていきます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


MAKO

この記事が参加している募集

推薦図書

新たな本の購入に使わせていただきます。あなたのイチオシ本も是非おしえてください!