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今の時代に須田誠が撮る意味

僕の自著『NO TRAVEL, NO LIFE』+『GIFT from Cuba』の舞台化<プレジャニ>が今年はDVD化となりました。

先日、その主役の俳優さんを撮影しました。つまりボク須田誠が俳優のスダマコトを撮影するという企画です。

まずこの仕事の依頼が来た時にクライアントさんにお伝えたのです。単にかっこよく撮るだけなら他のカメラマンでもいいのではと。簡単に言えば最新のデジカメを買えば誰でも失敗なく、きれいに撮れる時代でもあります。

「須田誠」が撮ることに意義がないとやる意味がないのではないかと。

コロナ時代に入って、僕の得意とするコミュニケーションを取りながら、話しながら、「被写体に25cmも近づいて撮る」という撮影方法が禁じ手となってしまいました。

それならば今まで僕がやったことのない手法で撮影するしかない。僕の持ち味を封印してどこまでできるのかの挑戦でもあります。

初の試みです。

ソーシャルディスタンス + 一切会話なしの撮影。

人間性✕人間性

信頼✕信頼

佐野木さんという方が同行してドキュメンタリーを書いてくださったのですが、これが非常に的確な内容になっています。

写真をやってない人にとっても大切なことが書かれているのでぜひ読んでみてください。

この時代、この時に、写真を通して、僕のアティテュードを表現できたことに生きている意味を感じています。

すべてのことに感謝して。
ありがとうございます。

この写真は僕が田中翔君を撮影していたときに、気づかないうちに彼が僕を撮っていたのです。全然気づきませんでした(笑)。面白いですね。

ILLUMINUSの記事はこちらから。
http://www.illuminus-creative.net/archives/8729

▼photo by kakeru tanaka

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