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無観客写真展であってオンライン写真展示じゃないっていうことが重要なポイント。それも未来において。

そこが一番伝えたいこと。

きれいなレタッチした写真をWEBに置くだけの、オンライン写真展示ではないのです。それっていままでのWEBサイトとなんら変わりがないではないですか。例えば僕のWEBサイトのギャラリーはこれ。これってもう1997年にインターネットができたころから「フォトGallery」と称してやっていたことです。今で言えばInstagramも同じこと。

無観客写真展は、バーチャル写真展でもありません。仮想現実ではなく 現実です。

実存であり、実体があり、現物であり、肉体的であり、肉声で、立体で、奥行きがあり、存在しているのです。

立体の「ブツ」を展示した写真をオンラインで配信しているのです。

だから、オンライン写真展やWebギャラリーや、バーチャル写真展と一緒にしてほしくないのです。

今回、リアルに店舗を持つ都内の有名ギャラリーさんにもお声がけさせていただきましたがどこも反応なし。たぶんひと括りに「オンラインか」で片付けられてしまったのだろうなと。

無観客系のイベント、ライブ、スポーツ、いずれもこの状況は一時的なものでそのうち終わるであろう前提で開催している。だから無観客という言葉に愛着はない。逆に珍しい言葉の勢いを借りているふしもある。でもやはり早くなんとかこの現状を打破しなければと焦っている。

有観客なんていう言葉もでてきた。僕らのカメラのようだ。ミラーレスが台頭してきて、ミラーレスからスタートした人はそれが当然でミラーって何?と。

今まで使ってきた一眼レフは「ミラー有りカメラ」だ。時々そうやって説明しないと伝わらないことがある。

今は、無観客がまだ優勢で有観客は少々危険と思われている。この緊張感はまだしばらく続くだろう。有とか無とか言っている間に経済が破綻して、どっちもできなくなる可能性もある。

あと数年、もしくは永遠にコロナが落ち着かなければ、大人数を集客して行うエンターテイメントは「無観客」で開催するしかないだろう。

ミラーレスがスタンダードな言葉になったように。

その時に今回の「無観客写真展」が注目を浴びるのだ。

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