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倒産寸前のデザイン会社が、あっという間に立ち直った誰も知らないその理由。

中山マコトです。
会社が倒産するかも?と言って僕にホームページのコピーを依頼してきたデザイン会社の社長、伊藤君。
昔から知っていたヤツで彼のデザイン能力は僕も重々理解しています。
話しを聞いて僕は、
「ホームページなんか創らなくていいよ。即、この三つをやりなさい」
と言って、その場で具体的に何をどうやるか?を書いて渡しました。
キーワードは、
①県人会。
②デザインセミナー。
③セミナー自主開催。
の三つです。

4ヶ月後、彼の会社は絶好調で、借金も消え、泣く泣くやめてもらわざるを得なかったふたりのデザイナーも呼び戻すことが出来ました。

さて、以下の三つ、
①県人会。
②デザインセミナー。
③セミナー自主開催。
それぞれ何をしたのでしょうか?
答えに気づく人、居るかな?

さて、早速ですが、ここで答えをお教えしますね。
先ず①の県人会、ですが、伊藤君は熊本の出身で、かなり有名な進学校を出ています。
先ずは、県人会に連絡し、登録をさせました。
そして直近で開かれるイベントとか集まりにもエントリーをさせました。
で、こんな事が書かれた名刺をすぐに作らせたんです。
-------------------------------------------
東京は水道橋で小さなデザイン会社をやっている●●高校出身の伊藤です。
腕には自信あり。
ですが最近、仕事が減ってきていて困っています。
助けてください!
-------------------------------------------
と。
で、たまたま一ヶ月後に何かの見学・勉強会を兼ねた集まりがあったので、
飲み会にもに参加して、名刺を配りまくらせました。

県人会と言うのは出身地域の繋がりなので、連携は強固です。

で、その会には伊藤君の高校の先輩が一人、出身地域(彼の場合は八代市ですが)の先輩が一人いて、共に経営者でした。

先輩は先輩風を吹かせたがります。
見栄も張りたがります。

その高校の先輩は、伊藤君の名刺を見て、
「困ってんのか?うちの会社もデザインは結構外注してるから、
担当者に言っておくから会いに来なさい」
と言う事で、数日後に訪問し、担当者とは差しをして、
めでたく仕事の依頼を受けました。

八代の先輩も同様に、
「うちも仕事出せると思うよ!説明においでよ」
と言ってくれ、ここからも仕事を引き受ける事が出来ました。

また彼らは別の経営者とか仕事仲間にも伊藤君を紹介してくれ、
ますます人脈は広がりました。
そんなこんなで、この県人会は伊藤君の大きな柱になって行ったのです。

さて次、②のデザインセミナーですが、これはどういう意味か?
と言うと・・・
世の中にはデザインセミナーと言うのが沢山あって、
■デザインテクニックを学ぶセミナー
と、
■デザイナーを目指す人のためのセミナー
の2種類があるんです。

で、先ずは前者の、デザインテクニックを学ぶ方のセミナーをターゲットにして、比較的規模(参加者)の大きいセミナーに伊藤君をエントリーさせました。

確か3つか4つのセミナーに参加したと思います。

セミナーを選ぶ基準は、セミナー後の懇親飲み会があるかどうかです。
で、セミナーをキチンと聴講し、懇親会に出向きます。
そこで参加者達に対し、こっそりと、
「自分はこんな仕事をやっている。しかもこんな実績がある!」
と言うのを、あくまでもこっそりとですがアピールする訳です。
周囲は興味津々です。
だってその日のセミナー講師よりも、伊藤君の方が遙かに優秀だし、
実績もある。
で、「なんならもう一軒」と言って、誘いだし、ファンを創る訳ですね。

で、数日のうちに、仕事の依頼を受けたり、場合によっては「教えてくれ」と言われます。
こうした流れでいくつものセミナーに顔を出し、
お客さんを得ることが出来たわけです。

言ってみれば、このやり方はお客さんの横取りとも言えます。
が、彼がやったのは名刺交換と自己紹介だけです。
興味を持ってくれた人が勝手に依頼をくれたと言う訳ですね。
これも結果、大きな売り上げに繋がりました。

そして③のセミナー自主開催、ですが、これは分かりやすいです。

この自主セミナーは僕も手伝ったのですが、
世の中にはデザイナーで食えていない人が沢山います。
と言うか、ほとんどがちゃんとは食えていないと言っても良いでしょう。

そこに、実績のある伊藤君が無料セミナーを開くわけです。
教わりたい人は沢山居ます。
計2回開催した無料セミナーには延べ40人くらいの方が
参加してくれました。
そしてセミナー後、僕が急遽創った伊藤君が講師の、
「稼げるデザイナーは一夜にして創られる」
と言う塾に、計13人の方が申し込んでくれました。

約半年の塾で、参加費は45万円でした。
累計、600万近い収入がこのたった二回のセミナーで手に入ったんです。

これが伊藤君に僕がやったアドヴァイスの全貌です。
どれもまるで難しくはありません。

ですが、最初に伊藤君が僕に依頼する予定だったホームページなんて
不要だと言う事がこれでご理解頂けると思います。

大切なのは「魚群」を意識する事です。
魚が居る場所は何処なのか?
魚を持っている人は誰なのか?
そこを考えれば自ずと答えは出るモノです。

僕はこうした発想がま~ま~、得意なので、
沢山の人にアドバイスを差し上げ、多くの人の顧客獲得にチカラを貸してきましたが、とにかく「魚群」を意識しないで、漁法とか餌の種類にばかり目を向ける人ばかりなんです。

で、肝心なことは、こうした「リアルでの工夫」と言うのは、
外からはまるで見えないと言う事なんです。
僕は「ちょい足し」と呼んでいますが、通常の発想に少しだけ視点を変えた行動を組み込むとうまくいく場合が多い。
で、その時の最も重要な視点が「魚群」と言う発想です。

ピザ屋を開きたければ、いわゆる一等地では無く、腹を空かせた学生がいる大学の近所を考える。

あなたがリバウンド無しで痩せる方法を知っているなら、ライザップの前でチラシを配る。

パソコン教室を開くなら、ビジネスマンの多いビジネス一等地では無く、
高齢者の多い周辺の地域にする。

そうした「魚群」を考える事が重要なんですね。

魚群発想、意識してください。
僕がセミナーでお教えしているこの
「魚群を見つけ、ベストな漁法と最強の餌を垂らす方法」
をまとめたテキストがあります。
読んでみてください。

■ホームページを持たずに、クライアントを楽々獲得する方法
https://letter.makoto-nakayama.com/no-website-but-clients/












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