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多くの人に聞いてほしいピアノ演奏があります

ふくしとぼうさい日記21日目。
日々の活動であったことから思ったことを綴っています。

朝、とある方と屋外での打ち合わせ。
風はちょっと冷たかったですが、日向ぼっこ的でほんわかな打ち合わせになりました。

打ち合わせをしたのは「みんなでアート」という取り組みについて。
この取り組みをまとめたDVDを作ったので、もっと活用ができないかという相談をさせていただきました。

みんなでアートは逗子で2019年10月から始めた取り組みで、障がいがあっても認知症でも高齢でも子どもでも、誰もが混ざりあってアートを楽しむ取り組みとして、2019年10月からスタートしました。

障がいのある方がアート作品を作る工房のドキュメント映画「地蔵とリビドー」という素晴らしい映画があります。この上映会をやりたいとご相談をいただいたことから、せっかくなので、障がいのある方を中心としたアートイベントにしませんか?と実行委員会を作り、企画が始まりました。ご相談いただいた方が実行委員長となり、多くの専門的な人がこの企画しに参加し、とても素敵なイベントとなりました。

障がいのある方を中心としたファッションショー、ピアノコンサート、マジックショー、混ざり合うコンサートそして、地蔵とリビドーの映画上映と、混ざり合うことが当たり前のアートイベントとして、2019年の初開催ができました。

私がこの取組をやってみたい!と思ったきっかけの方がお二人います。
そのうちの一人が自閉症のピアニスト塚原広介さんという方です。

塚原さんと知り合ったのは、約12年前。

逗子の障がいのある方によるピアノの発表会「小さな小さな音楽会」という催しがあり、ご縁でその催しのスタッフとギター伴奏をさせていただくこととなりました。ピアノの先生と障がいのある子どもから成人の方まで、約30人が1年間練習した曲を発表する、とてもとても感動するピアノ発表会です。もう約30年も続いていて、NHKでも特集された取組みです。

そこに塚原さんが毎年トリで演奏をされるのですが、初めて聞いたときにその演奏のすばらしさに鳥肌が立ったのを覚えています。

以後、毎年小さな小さな音楽会をお手伝いさせていただいていて、毎年塚原さんの演奏が楽しみになりました。

塚原さんの演奏をもっと多くの人に聞いてもらいたい。ずっとずっとそう思っていました。

地蔵とリビドーの映画を上映したいというご相談から生まれた「みんなでアート」、そうだ!この場で塚原さんの演奏をしてもらえる場ができるかも…、メンバーに相談をしたところ快くイベントの中に組み入れていただき、塚原さんの演奏を多くの人に聞いてもらう機会が実現できました。

2019企画メンバーの皆さん。ありがたかったです。

イベントが始まり、演奏の時間。
普段通りの塚原さん、緊張の様子もなくさらっと3曲弾いていただきました。そして、演奏はやっぱり鳥肌ものでした。


2020年のみんなでアートは、コロナウィルス感染防止のため無観客で動画を撮る取組みとしました。
もちろん塚原さんのコンサートもお願いし、塚原さんの素晴らしい演奏がプロの手できちんと録画され、現在YouTubeで配信されています。
よろしければ見てください。

塚原広介 ピアノソロコンサートinみんなでアートhttps://www.youtube.com/watch?v=ooENz0-A7Mc

多くの方が輝ける場。多くの方が混ざり合って楽しむ場。それが「みんなでアート」です。また機会を見つけて「みんなでアート」をご紹介したいです。


みんなでアートのnoteのページもあるので、良かったら見てください。
https://note.com/minnadeart/n/n29549e995b63

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
また良かったら覗いてみてください。

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