小説_『物語』
この記事は一瞬で読めます。
今日もおれは本を開いた。
主人公が未知の乗り物に乗って旅をする話だった。
未知の乗り物を周りの人間に見せたときの反応はとても薄いものだった。
半信半疑。これがしっくりくる。
それでも主人公は諦めなかった。
自分の信じている道を突き進み、乗り物を完成させた。
それでも周りの人間は信じなかった。
主人公は乗り物を使って旅をした。
それは壮絶なものだった。
未知の生物が現れ、戦った。
愛する者もできた。
そしてさらに旅を続け、愛する者を失った。
でも主人公は旅を続けている。
物語に終わりはない。
さあ旅に出ようーー
おれは本を閉じた。
身体が熱くなっている。
すぐにジャケットを着て家を飛び出した。
何をするかなんて決めていない。
でも物語はおれを動かした。
文章って読むのも書くのも面白い。 よかったらSNSなどでシェアお願いします。