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リスクだらけ、危険がいっぱいの人生で、あなたはハト派? ヘビ派? それとも、ハイブリッド? っていう話です。

右の頬を打たれたら、左の頬を差し出しせ、っていう、イエスの教え *。

文字通り、これを実行したら、絶対的無抵抗主義になるしかない、と思うんだけど。。。

しかし

絶対無抵抗主義を貫いたら、やられたら、やられっぱなし、ってことになるんじゃないか、と恐れる。。。

まあ、治安のよい国に住んでいれば、心配ないんだろうけど。。。

そうでない国だったら、かっこうのカモにされちゃうよね。

だって、絶対に抵抗しない、って言うんだから。。。

今日の聖書の言葉。

わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。
マタイによる福音書 10:16 新共同訳

どんな場合でも、絶対に抵抗するな、やられたら、やられっぱなしで、いいんだよ。。。

。。。というふうには、どうもイエスは言ってないんじゃないのかなあ、と思う。

イエスは、生きることにはリスクがある、って、前提しているように見えるんだよね。

だって、オオカミの群れのなかに羊を送り込むようなもの、って言ってるんだもん。

_人人人人人人人人人人人人人人人_
> オオカミの群れの中の羊 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

自分、絶対に生き残れない自信がある。。。

だから、生き残るために、イエスは、こうアドバイスしているんじゃないだろうか。。。

蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい

イエスが言っていることを、なーんにも疑わず、そのまま素直に受け取るような、ハトみたいなココロ。。。

これは、とっても大切な姿勢だよね。自分もそうありたい、と願っている。

だけど、世の中にはオオカミが、いーっぱい、いるわけじゃん?

最悪なのは、羊の皮をかぶったオオカミすら、いる、ってことだよね。

なので、ただ素直だけだったら、やられてしまう。

そこで。。。

相手のウラを読む、ヘビのようなカシコサが必要、ってことになる。

相手のウラのウラのウラのウラまで読めちゃう、っていうタイプのヒトもいるんだろうけど。。。

基本、自分は、相手のウラを読むのが、苦手だ。

日本のコトワザに、ひとを見たら泥棒と思え、っていうのがあるけれど。。。

イエスが言っている、ヘビのようなカシコサ、って、そういう用心深さに通じるものがあるのかな。。。

そういう用心深さが必要だよね。。。でも。。。

なんとなく、悲しく、さびしく、せつないな。。。

しかし、人間には原罪があって、どんなに善良なひとでも魔がさせば悪に走るし。。。ぜんぜん平気で悪を行うひともいるし。。。悪を行うために善を装うひとだっているし。。。それが人間の現実だよね。。。

ハトが豆鉄砲くらう、っていうのは、えっ、まさかっ!? っていう反応なわけだけど。。。

ヘビはいつも冷静だよね。。。あわてて気が動転しているヘビとか、見たことないし。。。

あー、そう来ましたか、はい、はい、予想していた通りです、想定内でした、やっぱり、そう来ましたか、いやー、でも、あなたがねえ? ちょっとは驚きましたけど。。。みたいなヘビ。。。

素直なココロで生きながら、最悪の事態も予想して準備をしている、っていう、ハトとヘビの両面作戦。。。

そのハトとヘビの絶妙な配合のバランスって、どれぐらいがベストなんだろう。。。

ぜんぜんハト過ぎたら、カモにされちゃうし、ぜんぜんヘビ過ぎたら、だれも寄せ付けないコワい存在になっちゃうし。。。

イエスさま。。。バランスを教えてください。。。

註)
*  Cf. マタイ 5:39

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