二重人格かもしれない自分を分析してみました、っていう話です。
AB型の人間は二重人格だってよくからかわれることがあるんだけど、自分的にはあまり気にしたことが無い。
そもそも血液型による性格分類というものの信憑性を信じていないし。
それに、二重人格だという指摘はこと自分に関して言うと決して的外れではないよなー、って思っているところがあるから。
いや、信じてないよ、信じてないからね(笑)
なんで自分が二重人格と思うかと言うと、A面とB面の二種類の自分がいるように常日頃から感じているからだ。
それはどういう二面性かと言うと。。。
A面の自分はすごい戦闘的だ。猪突猛進で敵に突撃し、戦死も辞さないみたいな感じ。
B面の自分はパシフィスト(平和主義者)だ。紛争や対決をすべて回避して言いたいことも言わないで我慢する・スルーする・逃げる・隠れる、みたいになる。
A面の自分とB面の自分は、自分的にはどちらも本当の自分なんだけど。そして、その間にある矛盾について特に苦しむということもないんだけれど。。。
しかし、その時々の状況によって謎のスイッチが入るとBからAに変貌したり、AからBに変貌したりするのだ。
A面つまり戦闘モードの自分になってしまった場合には、とことんまで戦って、行くところまで行ってしまう。
で、実際ほんとに行くところまで行ったことがある。
まさか自分があんな経験をすることになるなんてね。。。
でも、詳細については略(笑)
今日の聖書の言葉。
信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。
テモテへの手紙一 6:12 新共同訳
B面の平和モードの時は、どんなこともすべてスルーしてラクな方へラクな方へ漂い続けてしまう。
そういう気分の時に求める人生の在り方というのは完全自動ベルトコンベアーのような信仰だ。
それは完全に確立されたシステムの上にポンと自分を置いただけで最小エネルギーですべてが進んで行くような世界だ。
クリスチャンの信仰のスタイルにはいろんなバージョンがあるんだけれど、おもしろいことにベルトコンベアーみたいな信仰のスタイルもあるんだよね。
「聖霊のバプテスマ」を受けた瞬間に、罪の赦し・神との和解・神の子の身分・永遠の命・キリストに似た性質・聖霊の実・聖霊の賜物・天と地に満ちている祝福・神の聖さ・神ご自身、それら全部が入ったパッケージをワンストップでゲットできてしまう、みたいな信仰だ *¹。
それはほんとうにラクで仕方がない。血も汗も涙も流さない信仰だもん。
でも、ある日、何の前触れもなく突然A面の戦闘モードにスイッチが切り変わることがある。
そうなってしまうと、全身全霊をコミットして戦わないと絶対に生き残れない気分になる。それぐらい次々に予測困難な事態が飛び込んで来るんだ。それはまるで目に見えない敵が炎の矢をガンガン放って来る感じだ *²。
状況としては、血と汗と涙を流しながら必死に戦って1mm前進できたと思ったらすぐ押し返されて5メートル後退するみたいになる。
それは苦しくて苦しくて仕方がないはずなんだけど、どうも謎のアドレナリンが大量に分泌されるみたいで、「オレはイエスの犬だ。戦って死ねるなら本望」みたいなセリフが平気で出てしまう。
セリフというか、栄光号(B.D.バッヂ)の「イエスの犬」というゴスペルロックの歌詞を口ずさんでしまうのだ *³。こういう歌詞だ。
俺は川から生まれた
大きくなったら鬼退治
俺はイエスの犬になる
悪魔の島に体当たり
逃がすもんか!(4回)
奴等は泣いて命乞い
悪魔の宝を差し出した
俺は根こそぎ奪い取り
イエスさまにあげちゃうんだ
許すもんか!(4回)
この栄光号の「イエスの犬」を自分のテーマソングのように毎日歌っていた時期が過去にあった。
あの頃の自分は、ほんとうに命がけで信仰の戦いを戦っていたよなー、って思わず遠い目で見てしまう。
そして、思うのだ。いまの自分、これでいいのかな、って。
パシフィスト中のパシフィストみたいな日々をいま送っているけれど、もう一度「イエスの犬」を歌う時が来るんじゃないか、と思う日もないわけではないんだ。
でも、今日はまだ歌っていない。明日はどうかな。明後日は?
それは、わからない。
そのココロのスイッチがどこにあるのか、自分でもわからないから。
たぶんイエスだけが知っていて、イエスが必要だと思った時に、イエスがスイッチを入れるのかもしれないね。
なのでとにかく今日一日はパシフィストの自分を生きることにしよう。
註)
*1. コリント一 3:21-23
*2. エフェソ 6:16
*3. 栄光号(B.D.バッヂ)は日本で唯一のサイケデリックゴスペルファンキーバンドだ。そのアルバム『聖霊カリスマ』(1998) に「イエスの犬」が収録されている。
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