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あのクリエイターの自分 #32


普段は車移動が多いのですが、疲れが溜まっていたので久しぶりに電車に乗り、渋谷の打ち合わせ場所に向かいました。

途中の駅で以前利用していたパン屋があり、ここ1年ぐらいは行ってなかったので
休憩がてら入りました。

驚いたことに以前とは店構えが大きく違うので、あれ?オーナーが変わったのかな?と商品を見たところ同じレパートリーだったので、店内リニューアルをしたのに気づきました。

こんな感じです。



以前の画像がないのでうまく伝わるかあれですが、改装前は奥にある焼き場は客席(写真撮り位置)からは見えないよう壁とドアで覆われていたのですが、今はオープンキッチンの状態になっています。

コロナ以前は、基本的に作業場をオープンにすることがそこまで多くなっていなかったと思いますが、これも時代を反映しているなと思いました。

というのは、リフォーム会社の仕事で、個人宅のオープンキッチンのオーダー増しになっている状況なのですが、店舗もだんだんその傾向が強くなってきています。

オープンにすることで、空間の重さが取れてコミュニケーションが取れやすくなるのと、特に店舗の場合は店内状況が見えやすいというメリットがあります。

この店は、女性がメインでこのような感じになっていますが、どこか懐かしさがあり、安心感がお客さんから得ることが増えたのではないかな?と思います。何ていうか、、学食チックみたいな良い意味での安心感ですかね。

改装理由を聞いたところ、サンドするものは以前外注していたらしく、
自社で製造するようにして機材を入れて広く店内を使うようにしたためらしいです。コンビニなどもPB商品(自社オリジナル商品)が増えたのも、自分たちでやれるところはやる、の現れだと思うので納得。



話は少し変わりますが、リモートが増えたので、職場から自宅に仕事場を移した方も多いと思います。作業内容と実装具合もオープンになってきていますよね。以前は会社の中で、多くの人に紛れてなんかやっているぽい人も、自宅でやるとモロに成果がダイレクトに見えやすくなってきてるはずです。

そういう状況になり、会社と個人の関係もストレートに見られる社会環境に以前よりは切り替わっている感じがするのは、自分だけでしょうか?ある意味、相互の変な依存関係にならないようになっている部分もあると思うので、そこは良い方向になって来てるな、とも思います。


とはいっても、自分がBEAMS時代は、遊んでるような感じで仕事をしていたので、、、なんせ先輩スタップさんから入社2日目にストック場所に行くついでの道すがら、ここでストック整理をする際にお菓子を買います、と真顔でいう方が25年前にいたわけですから(今はそんなことあり得ませんが)、透明性やオープンなんて話をしても、以前お前はどうだったの?と聞かれたら政治家のように「直ちに問題は起こりません」というでしょう(笑)答えにならないとはこのことです(爆

でも、あの会社の凄いところは、履歴書に「将来スタイリストになるために勉強するため」と辞める前提で書いても入れてくれる懐の広さは、本当に凄いといまだに思います。いやー20歳で入りましたが、毎日が刺激と勉強の連続で一瞬で時間が過ぎたのを覚えています。環境で今後の成長は決まると言いますが、好きなことで仕事をしている方々のそばに入れたのは、まさに道標でしかないし、それが
一番の近道だと思います。

今こうやって社会が激変しても、自分がやれてるのは早めに哲学やブランディングがしっかりしている場所で、ダイレクトに教えてもらったことが時代に流されない耐震力を獲れたのだと、感じたパン屋の時間でした。

それでは1日を



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