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進学就職で悩む若者たちへ その1

裏山へ行けばカブトムシが獲れる

私は、足利の中でも結構田舎で暮らしていました。
敷地の周りには塀もなく
隣家との境界は大きな木が目印だったり…
2.5kmを歩いて通った小学校の帰り道は
川や田んぼで遊びながら…
5.0kmを自転車で通った中学校の部活の帰り道は
コンビニもないのでお肉屋さんでコロッケ買ったり…
小学校区域には手押し信号一つだけ
最寄駅までは8.0kmもあり、ビザの配達もエリア外
今はさすがに入るようになりましたが
当時はポケベルもPHSも携帯電話も圏外でした。

田舎は不便なところ、東京は便利なところ

そんな田舎で育った私は、必然と便利を求め
足利から飛び出したい!東京へ行きたい!
東京=成功者
東京には刺激があり、田舎にはなんもない
単純に言うとこんな感じでした。

そんな私が今、
地元へ戻ってくる人をサポートする係にいます 笑

あれから20数年が経ち、
見渡す限り田んぼだった景色は一転し
太陽光パネルがビッシリ並んでいます。
川沿いのクネクネ道は旧道と呼ばれ
田んぼの真ん中にまっすぐな大きな道路が抜け、
コンビニや郊外型ショッピングモールなどへも
行きやすくなる一方で、まちから出やすくなったのか
私と同世代は田舎から出ていった結果、子供も激減し
我々の親世代が残るだけとなりました。

若者の志向変化

最近、大学生や高校生とお話しすると
意外に地元志向が多いことに驚きます。
東京にはたまに遊びにいければいいと
言い切る子さえいます。

何が起こっているのでしょうか。
田舎での不便が減っているのかもしれません。
東京に希望を持てないのかもしれません。
東京で稼ぎたいという欲がないのかもしれません。
はたまた
親と一緒に暮らしたいという親思いが強い?
いや
親と一緒にいることで生活費が軽減できるのではと
実生活を考えているのかもしれません。
コロナによりオンライン授業で家に引きこもり
誰にもオフラインで会えず
温もりを求めているのかもしれません。

たぶん背景には様々な理由があり、それらが複雑に
関係しながら影響していると思いますが、
今の子供達の考え方に確実に変化が起きていると
私は感じています。

これはチャンスてす。

進学や就職で悩んでいるみなさん
あなたの生まれ育った環境はどうでしたか?
子どもの頃好きだったことってなんですか?
偏差値などでの大学受験に夢中になることで
そういった大切な感覚を忘れていませんか?
親や周囲から勉強できるんだから
進学校へ行った方がいいよという期待などから
進学校を選んでいませんか?
まだ何も見えないからとりあえず大学へ行こう?
という選択肢を選んでいませんか?

もう一度、進路について一生懸命悩んでください。
じっくりと
これまでの自分を見つめ直してみてください。

その上で
工業高校には工業高校の役割があります。
商業高校には商業高校の役割があります。
テストの点がいい悪いで学校を選ぶのは
もうやめましょう。

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