見出し画像

進学就職で悩む若者たちへ その3

足利ってどんなまち?

足利は、県内4位の人口、工業出荷額は9位ですが、
事業所数は1位と中小企業の社長さんが多いまち。

農業もバランスよくいろいろな作物を作っています。
そして、田畑が一面広がる南エリアと
東京から一番近い関東平野の最北端として山々が並び
中央は東西に渡良瀬川が流れています。

大きな工業団地はなく、
いろいろな産業がバラバラとある感じ。
どれも小さいかもしれないけど、
まとまるととてつもないパワーが出るのでは?
と思っています。

というのも、、、

織物産業

大正から昭和初期にかけて足利銘仙という着物で
このまちは全国一位の生産高だったと聞いています。
この写真は当時を彷彿させる祭事『恵比寿講』です。

その頃は…というと
東京をはじめ全国から繊維関係の取引先が足利へ来て
旦那衆と言われる粋な社長さんたちが昼間は取引で
夜は接待で料亭、小料理屋などそれはワンサカいて…
その人たちをもてなす芸者さんたちが100人以上も
いたそうです。

織物産業はそれぞれ専門的な仕事をする人たちが
一つの目標(織物)に向かって結集し、
具体的には染色、捺染、製版、撚糸、買継などなど
それぞれが得意なところを活かす総力戦だったと。

さて、織物産業が盛んだった頃の
このまちの仕事事情はどんなだったのでしょうか?

推測ですが、
『今、必要とされている職種・分野があり』
『自分の得意・不得意で仕事に就く』
そんな感じだったのではないかと。

たとえば
ボタンをつけたいのだけど
ボタンをつけてくれる人いないかな?
私出先が器用なのでボタンつけします!

就職サイト

一方、今の大学生たちが就職先を決める時
どうやって決めているのか…

マイナビやリクナビなど大手就職サイトへ登録し
インターンシップもガイダンスもそこから選択する…
そんな感じかと。
ちなみにサイトを検索してみましたが、
残念ながら市内企業をあまり見かけませんでした。

市内企業の多くは数年に一度採用するような感じで、
毎年複数人採用を考えている企業でないとサイト掲載
には掲載料などの関係で難しいのかもしれません。

『会社の名前がずらっと並んでいて』
『その中から会社を選ぶ。

そんな今では、
中小企業の多いこのまちの企業名だけ聞いても、
どんなことをしている企業かわからない。
となると、
なかなか選んでもらえないのではないでしょうか。

会社を選ぶ? or 自分に何ができるか?

私は3.11を経験し価値観が変わり転職しました。
それまでは会社を選んだら、
あとは会社がなんとかしてくれる。
そう思っていました。

会社がすべてではない。
そう改めて実感しています。

どんな仕事でもやりがいはあります。
必ずあります。
現場の仕事は自分一人でもカイゼンができます。
またその反応がすぐに返ってきます。
一方、管理部門の仕事は
大きな成果につがる可能性がありますが
なかなか結果が見えないことも多くあります。

まずは実行!

大切なのは
誰も知らない未来のことをモヤモヤ選ぶよりも
今、目の前にある仕事にベストを尽くすこと
ではないでしょうか。

現場の仕事も管理部門の仕事も
仕事のやりがいに大きな違いはなく、
違いが出るのは
・受け身で仕事をするのか
・前向きに仕事するか
の違いではないかと思います。

初心を大切に!

ちなみにインターンシップなどで大学生などは
企画系の仕事を希望します。


夢やワクワクする可能性を感じるのでしょう。
しかし、実際の仕事場では企画系の仕事は大変そう、
と敬遠されあまり人気がないように感じています。

仕事を探している時にはやりがいのある仕事を!
と言っていた人も、
いざ仕事に就くと、やりがいではなく安泰を!
と、この矛盾を常々感じています。

ぜひみなさん初心を大切に、
明るく、楽しく、元気よく
向き不向きより前向きに!

今日も1日お仕事がんばりましょう!

#転職 #地元 #地方創生 #移住 #公務員
#足利 #栃木県 #からりこターン #あしかが
#まちなか探検隊 #takoashi #地域の人事部
#地域おこし協力隊 #まちなか活性化

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?