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耳をすませば(実写)

ジブリ映画として1995年に公開された
『耳をすませば』ジブリ映画の中でも自分が1番好きな映画だ。

なぜ好きかって聞かれると、
ちょうど『耳をすませば』をみた時が、中学3年生で当時の自分と重なっていたこともあり、
とても鮮明に覚えていた。

社会人になった今でも聖地である
『聖蹟桜ヶ丘駅』には何度か訪れた。

杉村が雫に告白した神社⛩
雫が図書館までショートカットした坂
図書館までの道のり
耳すまマップ

そんな『耳をすませば』が実写化として
27年ぶりにスクリーンに戻ってくるとのことで
今日は観に行ってきた。


ストーリーは大人になった時の
天沢聖司と月島雫がそれぞれ叶えたい自分になる為に、夢を追い続けていた。
今作は、ジブリ映画の中学生時代と
現代の時間を両方描いている為
原作を知っていると、より感慨深いものがあると思う。

描いていた夢と、襲いかかる現実。
雫サイドで語られることが多かった今作は
そんな現実を受け、夢を見続けて良いのかという葛藤にかられていった人間模様がよく描かれていた。

それでも頑張り続けてこれたのは
同じ夢に向かって頑張っている彼がいたから。

それでも現実では思い通りに行かないことばかり
何度も挫けそうになった。

そこで支えてくれる友人。
彼のおじいちゃん。会社の仲間。そして彼
色んな人に支えられながら
現実というものからも目を背けず、
自分の心と向き合った。

そしてすれ違いばかりの2人の運命が
徐々に重なっていく。

今作は社会人に向けてのメッセージ性が強かったように思う。

やりたいと思う夢と現実。
自分の心に耳をすませて、心の声を聞く。
心の声を聞くと言うのは、心に正直に生きるということ。

そして今回の主題歌である『翼をください』
ジブリ映画では『カントリーロード』だが
今作は2人が夢を諦めずにより大きくなるためにステップアップしていく過程を描いている為
この曲のチョイスだったのかなと思う。

そして、ラスト雫が書き上げた作品が
『耳をすませば』
ジブリでは『猫の恩返し』が、雫が書き上げた作品でした。
『耳をすませば』は、自分たちの
生き様を物語にした小説である。
なんて想像が膨らんだ。

そして、皆んなが望んでいたエンディングや
杉村達のその後と色々と気になるその先も、

見ることができた。
実写化を望んでいない声も多い中、理想のエンディングを見れたことは1ファンとしてとても感慨深い。

耳をすませば。
今作でこの映画のタイトルの意味まで教えてもらった。
心の声に耳をすませる。
現実に打ちのめされながらも自分に正直に。
そう願うことで人は翼をさずけられ、飛び立てる。
その為には2人でなければ、

紡いでいけないストーリーがある。

今作はメッセージ性がとてもわかりやすく。
とても良い作品だったと思う。
是非、ジブリ映画を見た上で、劇場に足を運んで欲しい。

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