駄文

旅、本、運動、カメラ、21歳。

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旅、本、運動、カメラ、21歳。

最近の記事

この夏の読書記録。

この夏はすっかり旅の人となってしまい、趣味の”生活に占める割合ランキング”が、読書 >>>> 運動 >> 旅、から、旅 >= 自転車 >>> 読書、へと変動してしまったのですが。。 旅の中で読んでいた本や日常の合間で開いていたページなども多少は存在し、それらは少なからず私の思惑を引っ張ったり押したりしていたことだろうから。ここに残したいと思います。 この夏は自分の外の物事を深く考え込むということを殆どしなくなっていて、その分無意識的な思惑や、移動距離に比例した思考量の増加、

    • 2024年9月、初めてのカメラを買った。

      1週間ほど前に旅を終え、いつもの部屋でいつもの日常を送る日々に戻ってきた。 そして、旅を終えた次の日、初めての一眼レフを購入した。 いつもの部屋と言えど、1年前の汚いけれども本だらけで居心地がよかったあの部屋でも、半年前の汚い川の横のホーチミンを見下ろすシンプルなあの部屋でもなく、というスパンで変わっている部屋でしかなく、 またいつもの日常と言えど、まだ5ヶ月目のこの部屋の中で真っ当なルーチンなども生まれるはずはなく、 単に寝る場所が定まり、行くべき場所に悩まないで済む日々

      • 神奈川〜鳥取自転車旅

        8月22日に出発し、神奈川の藤沢から鳥取の用瀬まで、累計1,000km弱を走った自転車旅の記録。 これだけ長く漕いでいると意識的な思考というものは難しく、だけどその分、目と心に焼き付けた景色は多かったのではないだろうか? 20日間旅をしていたので考えることは大きく変化していて、もう思い出すことも難しいようなことも多くなっているけれど、それでも今残せるだけ、写真とともに振り返る。 1日目 藤沢〜御殿場 2日目 御殿場〜沼津〜静岡〜藤枝 3日目 藤枝〜浜松 4日目 浜松〜

        • 自転車修行18日目、日記。

          数字として見ると驚きが隠せないのだけれど、8月22日に突如始めたこの旅も、もう18日目! 終着地点も最終日も決めずにここまで来たけれど、そろそろ身体が終わりを感じている。きっともう、この旅も終わるのだろう。 今は鳥取県は智頭町、山間の、水と緑が綺麗な町の旧家の庭園に居る。最期の蝉が鳴いているのを聞かながら、コーヒーとロールケーキを頂く、贅沢な朝。 . 18日間も旅をしていたので、考えることも大きく変化してきていて、はじめは全てが解放されるような心地の良い無思考状態だった

        この夏の読書記録。

          自転車修行10日目、8月終わり、夏終わり。

          8月産まれだからか一番好きな季節は夏で、だから夏の終わりはいつも寂しい。どんな季節の終わりにも寂しさはあるけれど、夏の終わりのそれはひとしお。 残りゼミの最後のうめき、淡い夕焼けに浮かぶ入道雲、鼻に残る和らいだ草の香り。美しきこの景色は、美しいが故に私に、終わりを強く突き付ける。 夏の終わり。 激しさを際立たせるのはきっと終わりで、だから、寂しさこそが私の好きの最大のエッセンスなのだけど、そんな現実的な分析はきっと夏には相応しくない。 . 今は三ノ宮の居酒屋で一人トン

          自転車修行10日目、8月終わり、夏終わり。

          自転車修行6日目、書き殴り日記。

          鳥取まで自転車で向かおうと決めて神奈川を発ってから、今日で6日が過ぎたらしい。今は滋賀の琵琶湖のほとりの友達の家に居候をさせてもらっている。 一昨日に愛知に着いて以降は、輪行と計画崩れとで2日間のんびりとした日を送っているけれど、緩やかな刺激に退屈しない日々が続いている。 自転車を漕ぐという行為の負荷が適度に強いからか、意識的・言語的な考え事はなかなか難しく、イギリスやら東北旅やらで飽和状態にあった脳みそが、無意識の領域で上手い具合に処理されているような気がして、とても良

          自転車修行6日目、書き殴り日記。

          東北旅3日目、書き殴り日記。

          旅の中の雑記。 日記なり雑記なり記録なりを、整理して書ける以上の密度で経験を詰め込むべきではないのではないか?という仮説が出来つつある。本、旅、人との会話、など私が大切にしたい全てにおいて。 現在、イギリスの2週間とこの東北旅、二つ分の丁寧な文章を、書きたい大きな文章として溜めている。もちろん今日の私にはこれらを書くに足るエネルギーがない。 今日は東北青春18切符旅、3日目。宇都宮→黒磯→郡山→いわき→高岡→仙台→松島→平泉と楽しみ、今は、盛岡から宮古に向かう山田線の上の

          東北旅3日目、書き殴り日記。

          ハタチ最終日。

          順当にあと5時間が過ぎれば、21歳になる。 既に、大切にされたくて大切にしたい先生にイギリスにて素敵にお祝いして頂いたから、今年の正規の誕生日への思い入れはそこまで大きくないのだけども、やっぱり節目は大切にしたいので、所感など書いて残そうと思う。 1年というのは抱負などを持つには長すぎるので、基本抱いていた思いなどは忘れ去られているものですが、20歳の初めの意は珍しく記憶に残っている。 「死なずに生きる。」 そんなこと書いたり言ったりしてしまうくらいにはハードな時期と重な

          ハタチ最終日。

          イギリス10日目、書き殴り日記。

          毎日自分に何が起きているのかを認識し切れないほどに色々なことが私の中に起きていて、ひとつき分くらいの出逢いと気付きと変化が1日に集約されているような24時間を10日分過ごしたので、日記のような形で駄文を連ねないと浦島太郎になってしまいそうで、書き殴るように文章を書くことにした。 日本に戻ったらまた時間を作って丁寧な文章を書きたいけれど、やっぱり渦中の文章にはそこでしか書けない生が詰まっていると思うしね。 . 濃密で変化の多すぎる日々を送っている。イギリスに来て10日目、日

          イギリス10日目、書き殴り日記。

          現在地。2024年6月、大学3年目。

          最近、私の考えていることを誰かに分かってもらいたい、という欲求がぼんやりとある。別に大層な考えがあるわけではないけれど、うっすらと誰とも共感し合えないことへの孤独感などを覚えることが多くて、だから書いてみることにした。 ここ数ヶ月、可能な限り真っ直ぐに、自分や自分を取り巻く世界を見たいと思って、本を読んだり映画を見たり丁寧に考えようと努めているけれど、そういうことをしているといつも苦しくなる。 そういう時は走りに行くと楽になるので、私の脳は考え事にはあまり向いていないような

          現在地。2024年6月、大学3年目。

          6月のプチ自転車旅

          やっぱり旅は良かった。身体を動かすこと、景色が常に変化すること、私はこういうことを日常的にやらないといけないんだと思う。 たまに富士山が見えて、見えなくなって、海が見えて、見えなくなって、道が入ったり組んだりして、そうやって移動する。そうやって生きる。 . ベトナムから戻り藤沢でまた大学生になってはや3ヶ月。この間私はずっと、「何かが色々と分からない」という感覚に混乱させられていた。色々なことがよく分からなくなってしまっていた。 私は何がしたいのか、何ができるのか、今を

          6月のプチ自転車旅

          深夜2時半、愚痴。

          明日は7時20分からバイトなはずなのに全然寝付けなくて、仕方なくキーボードを叩いている。20時過ぎに眠くなってベットに入ったは良いものの、22時に目覚めてしまってから、再び寝ることができなくなってしまった。 労働やらその他の義務がなければ眠れない夜も好きなのだけど、今はお金がないことへの焦りなどもあり、ただただ苦しい。 止まらない侵略と虐殺、それでも続く安全な場所での私の生活。 悪意はないらしいが差別意識しかない友達のポスト。 虐げられている人への痛みなどなくとも、分かりや

          深夜2時半、愚痴。

          【日記】新生活の10日間。

          藤沢に9月ぶりに戻ってきて、ちゃんと大学生に戻って、本日で10日経過したのだけど、生活が、あまりにも素早く流れ過ぎている。大学に戻るだけだし〜なんて少し余裕そうにしていたことが仇となったような気もするのだけど、目がまわりそう。インプットの多さにアウトプットが追いつかない。昨日今日でアウトプットを妥協することを少し覚えてきたけれども、やっぱり私は書かないと生活が上滑りしてしまう気がする。 そういうわけで、とりあえずの妥協ラインとして、日々の記録を綴ろうと思う。考えたことまで書い

          【日記】新生活の10日間。

          【雑記】はるかなるもの

          藤沢に戻ってきて、もう1週間が経ったらしい。愛知に居た1ヶ月と比較して、いや、ベトナムに居た時と比べても生活が格段に加速していて、思考が追い付いていない。私の周りを色々な現実が飛び交っていて、たしかに身体はそこにはいるんだけれど、言葉を介さないと何かを理解することが難しい”私”は、多分そこにはいない。言葉は現実に比べてとてもゆっくりだから。 言行一致で潔白で居たいと最近よく書くようになったのだけど、お金もなければ単位もなくて、何より私は精神世界の中だけでは生きていけない。正

          【雑記】はるかなるもの

          2月の旅行記日本編(2.21~2.29)

          2月の旅を旅行記として書き上げようと決意したのは確か3月の始まりだったような気がしますが、ベトナム編を12時間近くかけて一気に書き上げたことで重くなった腰を中々上げられず、3月ももう終わりに近付いてきております、自己満なのに。 3月は怠惰な大学生の典型のような生活を送っておりました。良いもんだ。4月からは大学の中に住むことになったので、真っ当に真剣に真っ直ぐ、生きることについて、人の営みについて、そして私が憤る物事について、考える日々を送りたいものです。そんなことを想うきっ

          2月の旅行記日本編(2.21~2.29)

          【雑記】ようやっと春が来た。

          寒の戻りが激しい3月だったとお天気コーナーのお兄さんが話しているのを横目に、一気に春らしくなった庭の空気を吸い込む。春の匂い。吸い込むと鼻の奥が温かくなるこの感覚は、この季節だけの特等品。木蓮と梅桃も、綺麗に揺れて、桜が芽吹くのももう秒読みだろうか。パンジーを啄むヒヨドリ、木蓮を食べる雀。ぴいぴい泣いているのが可愛くて、私は花が食べられようとお構いなしなのだけど、花を愛でることにはまっている父は「焼き鳥にしてやる」なんて怒っている。そんな会話すらも春だから楽しい。数日続いた雨

          【雑記】ようやっと春が来た。