"聖地初観戦"全国を見て感じた仙台育英の充実した投手層と卓越した機動力(20230821甲子園準決勝第一試合 仙台育英×神村学園)
"弾丸"甲子園観戦。
行く2.3日前に決まった。笑
チケットは前日の10時からしか取れない。
9時58分くらいからチケットサイトをこれでもかってくらい更新し、
切り替わった瞬間、即席購入。
幸い、サーバー混み合いは免れた。
チケットを取ったら今度は高速バスだ。
恥ずかしながら、私は4列だとあまり寝れない。笑
そのため3列独立というレアなバスを出発当日に探すという無謀極まりないことをしたが、
それも幸い、後一枠を見つけ予約成功。
試合当日、甲子園駅で友人と合流し、"高校野球の聖地"甲子園へ。
そう、思ったより席が近かった。
多分チケット取れたのが他人より早かったのだろう(自画自賛)
今日は甲子園準決勝。
もう準決勝か、、
一回戦が昨日のことかのように感じるくらい、期間中はほんとあっという間。
第一試合は仙台育英×神村学園。
仙台育英は唯一夏連覇を目指せるチーム。
今年も全国トップクラスの投手層と抜群の攻撃力でここまで勝ち進んだ。
一方の神村学園はここまで4試合戦い、一試合平均得点が脅威の9.25点。
毎試合ほぼ複数得点でここまで勝ち進んだ。
投手層の厚い育英か卓越した打撃力の神村か
先制点は神村学園。
送りバントと死球でランナー1.2塁とし7番の松尾龍樹くんがタイムリーを放ち、育英のエースの高橋煌稀くんから先制点。
髙橋くんはトータルして、今日は調子が良くなかったと思う。
全体的に球が高く、神村学園の打線はそこを逃さなかった。
しかし、失点後の髙橋くんのピッチングが良かった。
後続を二者連続三振で抑え、最小失点で切り抜けた。
すると育英打線が戦闘開始。
失点したその裏に7番の登藤海優史くんが華麗な流し打ちですぐに同点。
取られたらすぐに取り返す。
流れを簡単に渡さない育英の野球は流石だった。
3回裏にはセーフティースクイズと6番鈴木拓斗くんがバックスクリーンへ豪快なホームランを放ち、一挙4得点。
その後登髙橋くんは140後半のストレートを軸に本来の球威を取り戻した。
5回を投げ、6安打2失点で背番号10の湯田統真くんへスイッチ。
今日の湯田くんが圧巻だった。交代した6回のピッチングは全て、外野フライで抑えた。
一見、外野に飛ばされていると思ったが、それ以上に球威が勝っているのだろう。
先頭打者は全球スライダー、次の打者は初球に149キロのストレート。
準決勝レベルになると、特に打撃に秀でてる神村学園は外野まで飛ばせるかもしれない。
しかし、普通はあの緩急で抑えられてもおかしくない。
スライダーは2種類あり、130後半のものは縦スラに近いものかもしれない。
彼のピッチングは勢い留まることなく、その後も無失点で切り抜け、
終わってみれば6-2。
仙台育英が夏連覇へあと1勝とした。
育英の野球を見て感じたことは2つある。
一つは先程挙げた投手層の厚さ。
高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔の150越えトリオ。
それに2年生左腕で140中盤の直球を投げる武藤陽世もいる。
そりゃ簡単に打てんわ。笑
今日の試合で特に感じたが、やはり投手には調子の良し悪しがどうしても存在する。
高橋くんは先発の役割をしっかり果たしたが、それでもどこか本調子には見えなかった。
だが、そこで他にエース級の投手が何人もいれば、そこをカバーすることができる。
野球はピッチャーとよく言われるが、実際そうかもしれない。
二つ目は、よく走る。
今日はランエンドヒットがよく目立った。
3回の得点シーンは先頭打者が安打で出塁し、盗塁。捕手の送球が外れ、3塁まで進み、セーフティースクイズで得点。
完全に足で揺さぶった。
足で揺さぶってから、今度はホームラン。
ホームランを打ったのも6番打者。
中軸が機能していると打線に好影響を与えてくれる。
育英が非常にバランスが整ったチームであることを生で見てより再認識した。
時折、須江航監督がベンチの前に出て身振り手振りを使って選手を鼓舞していた。
それに対し選手もうんうんとしっかり指示を受け、打席に入る。
信頼関係が出来上がってないと見ることのできない構図だった。
須江監督の著書には監督としての選手の向き合い方について書かれている。
自分も心に響いた箇所が多くあった。
8/31までKindle Unlimitedは2ヶ月99円で読み放題。是非読んでほしい。
2試合目の慶應義塾×土浦日大については、別の記事にて投稿するので是非読んでみてください😊
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