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ウラジオストクでの表敬訪問2(続き7)

先日に続き、3日目のお話である

ウラジオストクの自然保護団体と意見交換を終えた後、私たちはウラジオストクの民族音楽演奏及び舞踊を習っている子たちのコンサートに参加した

ロシア人の多くは子供にたくさん習い事をさせる
中でも人気なのがダンスとサッカーで、そんな習い事の一つが民族音楽になる
どうして子供にいくつもいくつも習い事をさせるのか聞いたら「子供の自由な時間を無くすことでマフィアになるのを防ぐため」・・・・・
確かにロシアでは若い男の子たちがマフィアに憧れることが多いらしいが、これがロシアンジョークだったのかは今でもわからない

ロシアの民族衣装はとてもカラフルでケルトの衣装と似ている感じがする
楽器は日本では見かけない弦楽器(バラライカ)やロシア式アコーディオンのガルモーシカなどが有名である
踊りは、足を鳴らしたりステップを踏んだりと音楽に合わせて軽快に踊る感じだ

コンサートの後小さい女の子にもらった食用マツボックリ
中に入っているアーモンドのような種を食べる

ウラジオストクは坂の街と呼ばれている
日本からそれほど遠くない場所にあるが、街の景観はレンガ造りが基本のヨーロッパの雰囲気が満点な場所である
街のいたるところに坂があり街の中心部に向っていくつもの道路があるが一方通行の道路がほとんどであるため基本的に毎日通勤時間は道が渋滞する
なので、仕事に遅れていくことはしょっちゅうなようだ





街には金閣湾という湾があり、海と隣接していることから貿易、防衛の拠点として発展している
ソ連時代には軍港としての役割が強く街の端には未だに大砲やトーチカ、有刺鉄線などが見ることができる
第二次世界大戦中に使われていた潜水艦が中央広場の近くにあり、中に入ることができる(入場料200円ほど)近くにある戦艦にも100円ほど払うと乗ることができ戦艦が好きな人にとってはたまらないのではないだろうか

一昔前までは軍港ということもあり外国人は一切近づけなかった土地だが今では大型旅客船が停泊したり観光地として力を入れている

街にはいくつもの島があり、そのうちのいくつかは橋を渡って通ることができる
一つ注意しなければならないのは基本的に橋を渡るためにはバスや車などを使わなければならないことだ
私の知っている限りでは歩いて渡れる橋は1つしかない
バスの運賃は目的地がそれほど遠くない限り一律40円ほどなので乗れてしまえば橋を渡るのはそう難しいことではない
ただし、もちろんのこと目的地もアナウンスもすべてロシア語で英語などの表記が無く、同じ停留所からとんでもなく遠方の都市まで運ばれてしまうこともあるので間違ったバスに乗らないよう気を付けよう!




夕暮れに染まるウラジオストクを後にして私たちは3日目の宿があるアルセニエフ市に移動するのであった


続く

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