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偏差値30かそれ以下の私が大学1年生の時に始めた「オリジナル就活」のち自営業に漂着した話 前編【連載生存バイアス6】

私は偏差値30くらいです(推定)。
なぜ推定かというとあまりの低さに絶望したくないためきちんと割り出していないからです。
数学4点、日本史6点……とさまざまなビックリ点数を叩き出し、恐ろしくていつからかテストを親に見せなくなった中高生を経て、大学3年でゼミの単位が取れず自主退学。

そんな私は自営業8年目に突入しました。
業界歴は10年目です(2021年時)。

コロナ禍でもなんとか仕事も途切れずやっております。ありがてえ。

テストで点数が取れない私は考えました。
「どうしたら仕事を得られるのか…」

当時はとにかく冷え切った家から出たくて、早く自立した生活を営みたかったので、仕事を得ることは急務。
なんとしてでも自活したい。

しかしまともに大学3年から就活なんかしたら勝てっこないことは明白。
なんせ偏差値30か、もしかしたらそれ以下なんだから。
そもそも当時の就活というのは、とにかく没個性・リクルートスーツと薄化粧に身を固め、膝丈スカート、パンプス、ストッキングでまず「女らしく」あらねばスタートラインにすら立てない。
みすぼらしくなく、かつ華美ではない「優等生」のコスプレをしなければいけない。
十数年の自分の人生を紙切れに何枚も手書きして、お祈りメールを何十通何百通と受け取る未来なんて絶対に耐えきれない。ありえないぜったいむり。それだけは避けねばならない。

そんな私は大学1年生になった瞬間から「オリジナル就活」を開始した。

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敵を知る

キーワード
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」

実行当時大学1年生。

まず求人をざっと見る。リクルートとかのHPのやつをざっとでいい。
私も一瞬しか見なかった。あまり見てると気持ち悪くなる。
どのような人材が求められているのかをリサーチ。

そこで「経験者優遇」というフレーズが多いことに気づく。

業務を一度でも経験していれば「経験者」という枠に入れることになる。
うむ、これはリクルートスーツで身を固めるよりお手軽そうだ。

とりあえず私は「業務経験をする」という目標を立てた。

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己を知る

練習せよまずはレベリングだ

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