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東京恋愛戦国日記~第1章 ナカタ編その①~

まず第1章は私に東京の遊び方、イカすカルチャーを教えてくれたサブカル男子との歯に沁みるお話。

今後のために、ざっくり私の自己紹介をしておく。

・就職の為、23才で大阪から上京。
・映画が好きで映像制作会社で映画とかドラマの日本語版をつくる制作職がお仕事
三軒茶屋で母の知り合いとシェアハウス
・なんの根拠もないけど自分が文字通り最強だと思っている
・恋人いない期間2
・鈴木紗里奈似(よく言われる)
お酒好き、ノリはいい方
・フットワークはとにかく軽くがモットー
・映画、音楽、ラジオが好き



こんな感じの私は、上京後は、大学の友達のツテで毎週合コン三昧を繰り広げていた。

合コンも楽しいけど、東京にいるんだし、普段出会えないような人に会いたい!とにかく数を打てば良い人に巡り会えるはず!と友達に勧められて出会い系アプリのPairsも開始。

そこで初めて登録した日にマッチングしたのが、ナカタである。

早速ナカタのスペックを紹介しよう!

ナカタ:2歳年上、慶應大卒、通信会社勤務営業職、趣味:バンド、ラジオ鑑賞、山登り(だったはず)

写真では、服装が可愛いし、音楽も詳しそうだし、ラジオ好きなのが好印象。(私は有吉弘行のサンドリラジオが好き)、低身長そうなのも親しみやすそうで○。
いかん、こんいう感じ、めっちゃ好きやわ、、、話も絶対合うはずっ!
と早速ポチッといいねを押した。

そう、、、、ナカタは今の私は絶対手を出さないと誓う、

いわゆる”ザ・サブカル男子”である。


アプリ上会話は面白いほど弾み、ナカタも私に興味を持ってくれているようで、私も長いことメッセージのやりとりは面倒だと思っていたので、ラインを交換して早速初めてのデートの約束に。

会う数日前、

「電話しない?」とのお誘い。

いやいや、会ったことない人と電話とか恥ずかしすぎんか???

「私が変なオヤジだったとかそんなオチはないので電話はやめましょう!」

と全力で断る返事をしてその場をおさめた。

そして、いざ、初デートへ!
場所は下北沢。大学から東京のナカタに全て店も場所もお任せ。
初めてアプリで会う人と待ち合わせ、ということで
緊張したし、「絶対あの人やな」ってわかってたけど、何回か通り過ぎて様子を見た。笑

悪い人じゃなさそうだったので軽く挨拶して、その後普通に居酒屋へイン!
そこで初めて梅水晶を食べた。おいしかった。笑

初夏だったので、Tシャツに短パンリュックのカジュアルな服装のナカタ。その日レコード店に行っていた様で、吉田美奈子のレコードを持っていた。

「(この人自分にない感性もっとる。。。)」

どちらかというと控えめな性格の彼は落ち着いたトーンで、

「city popが好き、散歩が好き、東京の下町の飲み屋街が好き、、」

とタバコを吹かしながら語っていた。

そして私は気づく、、

め、、、、めっちゃ、ええ声してるやんけ、、、、、

それで電話したがってたんかい、、!

もうこの時点で結構気持ちを持ってかれている私だったが、
彼は彼で私の関西弁と仕事の話に興味を持ってくれた様子。

「たまに、関西弁って聞きたくなるんだよね。」

って言われた。え?私のこと好きなん?と舞い上がったわたし。感度上がりすぎか。

その後店を出て、飲み足りないねと、缶チューハイ片手に帰り道を歩いて、家の近くまで送ってくれたナカタ。

初夏の夜にお酒飲みながらお散歩ってもう、サイコーかよ、、

異性との夜の散歩の楽しみを知った下北沢の夜、、、

「次回カラオケ行こーよ」と約束して解散。

「早く次会いたいな!」と気持ちが募る私。




痛い目を見るとも知らず、、




その②につづく


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