規格外野菜のサブスク『ロスヘル』を頼んでみたら、リピートせずにはいられなかった話
食料品の調達は、ネットスーパーとコストコで済ませることが多い我が家。
コストコの買い物は楽しいからいいとして、楽しい以外の買い物はもはやめんどくさく、最近はネットスーパーで毎週購入品を選んで注文することさえ、なんとか効率化できないかと考えていました。
そこで、おまかせ野菜が定期的に届くサービスをいくつか試してみたのが去年の末ごろの話。その結果、規格外野菜のサブスク『ロスヘル』が我が家に一番合っており、継続して利用しています。
ロスヘルとは
ロスヘルとは、規格外野菜を一般的な食品売場より2~3割安く購入できる、野菜宅配(詳細は下記公式HPを参照)。ちょうど1年前くらいにリリースされたサブスクサービスです。
野菜・果物の詰め合わせが月に一回届くシステムで、量によってS・M・Lの3種類から選ぶことができます。
頼んでいる商品
我が家は3~4名世帯が10日ほどで消費できる量の『わくわくロス野菜Mパック』(3571円/税送料込)を頼んでいます。
実際に届いた野菜・果物(7月便)
ロスヘルのいいところ
なにもしなくても、1カ月に1回、自動で何種類もの野菜・果物が届くのが、なにより我が家のニーズにぴったり。注文の手間も、野菜を選ぶ手間も省けます。
月に1回というのもちょうどいい頻度。週によってごはんをちゃんと作るときもあれば、惣菜で済ませてしまえ!というときもある我が家では、毎週届いても消費しきれないからです。
それから、野菜や果物の種類が毎回バラエティーに富んでいるので飽きません。ラインナップも、玉ねぎやじゃがいも、キノコ類など、使いやすい定番野菜が多いので、料理ベタな私でも順調に消費していけます。
野菜の宅配というと、無農薬だったり、何かしらこだわりがあったり、珍しかったりする商品を取り扱っているところが多い印象、ありますよね。でも私はそこにそれほど興味がなく、規格外にも抵抗はなく、むしろ安いのであればこんなにありがたいことはない、と思っています。
継続しなかった野菜宅配とその理由
『おまかせ野菜の詰め合わせ』『定期的に届く』『無農薬などの付加価値は不要』という条件があったので以下の3つの商品も頼んでみたのですが、我が家には合いませんでした。
パルシステムの『グリーンボックス』
産地自慢の旬の野菜を少量、多品目で詰め合わせて送ってくれるサービス。定期便にすると毎週届いてしまうほか、前の週と同じ野菜が入っていることも多く無駄になってしまいがち。一種類の野菜が少量すぎて使いづらいのもマイナスポイントでした。
食べチョク
新鮮な野菜が手に入るし、地産地消でいいかなと思い、家から近い農家さんから購入。野菜自体はとってもおいしかったのですが、バラエティは少なめ。ハーブや鷹の爪など子どもがいると使いにくい商品や、珍しすぎてネット上でレシピが見つからない野菜がちょこちょこ入っていたのも、困りました。
本来の自然の道理だし、料理が得意なら上手に使いこなせるはずですが、旬の野菜の詰め合わせには難点も。例えば春はどうしても葉ものばかりになりがちで、ほかの野菜を買い足しつつ大量の葉ものをうまくさばくなど、宅配を頼むことによって逆に負荷がかかってしまう月もありました。
ふるさと納税
半年間、毎月野菜セットが届くふるさと納税も頼んでいました。とってもよかったのですが、配送日がまちまちで、野菜が届く日には既にスーパーで買い物をすませてしまっていた、というケースも(そうじゃない自治体もあると思います)。予定を組み立てられず、活用が難しかったです。
農家さんにとってもメリットのあるサービスであることを願う
ロスヘルを実際に利用してみると、規格外といえども、見た目がちょっといびつだったり、サイズが小さかったり大きかったりするだけで、味は普通の野菜と一緒。
なかでも『生産余剰品』と呼ばれる野菜は、一般にスーパーで売られているものとなんらかわりないと感じました。
内容だけでなく、食品ロスをなくしたいという理念にも共感できるこのサービス。一方で、売価の値下げを防ぐために、生産余剰品を廃棄している農家さんもいると聞きます。
農家さんがいないと、そもそも野菜自体が手に入らなくなるわけで。安くなくていいから、形も不揃いでいいから、野菜が持続可能な形で購入できるように、農家さんにとってもメリットのあるシステムだったらいいなと思うのでした(実際のところはどうなっているのか知りたい)。
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