小学校入学までに好き嫌いは直すべき?
小学校教員時代に
「うちの子、好き嫌いが多いのですが、給食は大丈夫でしょうか・・。」
と、相談を受けることがよくありました。
また、小学校入学を前に小学校の給食は量も多く、食べる時間は短いということで不安を抱く保護者の方も多いと思います。
ですが・・・
私の17年間の教員時代の経験と、子育て経験をしてきて思うことは
小学校の給食のために悩む必要はない!!
です。
好き嫌いがひどくても、食べるのが遅くても、食べる量が少なくても、そのために入学前から悩んだりお子さんを怒ったりするのはもったいないです。
小学校でももちろん、「食育」を大事にしていて、給食教育という担当の教員もいます。
でも、小学校という場所はそれが全てではないですし、給食が悩みの種になるなんて本末転倒な気がします。
私が小学校1年生の担任をしていた時、ものすごく少食で、お肉が苦手な子がいました。
給食にお肉が出ると毎回私のところに持って来て、私がお肉を極限まで取り除くという作業をしていました。
お母さんは「先生にそこまでしてもらって・・」と恐縮されていましたが、私はただ、その子に
楽しく学校に通ってもらいたい
という気持ちがあっただけでした。
お肉が食べられないなんて、たいした問題ではないのです!
そしてその後・・・
その子が高校生になった時に、偶然お母さんに出会ったのですが、
「先生~、あの頃はお世話になりました。先生が言われていたこと、本当でした!今では何でも食べるようになりました!」
とおっしゃいました!
もう感動ですね・・・。
クラスで一番小柄で、毎日給食と格闘していたあの子が高校生になり、何でも食べているだなんて♡
また、我が子(長女)も同じです。
幼稚園に入園した頃(2歳)本当に偏食で、
何でも匂いから入るので気になると食べない!
食べたことのないものは口を付けない!
という子でした。
カレーライスが出た時には全く口を付けず、ほかにおかずもないので先生が気にして、白おにぎりを作ってくれていました。
先生、本当にお世話になりました・・・。
が、しかし!!
ただ今小3になった我が子。
給食で毎回のようにおかわりをしているようです!
まだまだ苦手なものはあり、その時には牛乳で味を消して食べている・・・と言っていましたが、幼稚園の時とは別人です。
もちろん、家でレパートリーを広げたり食べるようになる練習をしたり、なんてことは一切しておりません!
(自信を持って言うことではないですが・・・。)
というわけで、
好き嫌いがないのに越したことはありませんが、
お子さんの「食」の悩みで学校での心配事を増やす必要はないと思います!!
ちなみに・・・食べ物はすべて命をいただくことであり、作ってくださった方へも感謝を忘れないようにすることは大切にしてきましたよ♡
小学校1年生でも、自分の食べられる量が分かってくると、自分で食べる前に調整し、それぞれの量を完食できる日がやってきます☆
特に、普段少食な子が完食したとなると、みんなが自分のことのように喜び、大盛り上がりですよ~!
子どもって本当に優しいです♡
思えば教員時代は、そんな子どもの優しさにいつもパワーをもらっていましたね♡
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