しっぱいについてイルカショーから、まなんだこと。
昨日、親戚と水族館のイルカショーをみにいきました。いままで何回かイルカショーはみたことがあったのですが、生まれてはじめてでした。
こんなに自由なイルカショーは。
どういう意味かご説明します。
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みなさん、イルカショーで失敗したところってみたことありますか?
あんまりないのではありませんか?
あっても、2回目は成功する、とか。
昨日のイルカショーは、30分のショーのうち10分間も失敗しつづけたのです。なんと三分の一が失敗。
具体的にどんな失敗だったのかというと、
ある一頭がパネルに描かれた円の大きさを比べて、大きい円のパネルにタッチするというゲーム中、他のイルカたちが全く言うことをきかず、自由に泳ぎまわりゲームの邪魔をしたり、別のイルカがパネルにタッチしちゃったりと、ゲームが先に進まず、時間ばかりが過ぎてしまったのです。
※写真は関係のないイルカ2頭がパネルにタッチしにきてしまった場面。スタッフさんも苦笑い。
時間はかかりましたが、最終的に、他のイルカたちは横に移動して、メインの一頭が正解のパネルをタッチすることができました。
※写真はメインの一頭が正解のパネルをタッチできた瞬間。
だいぶ時間がかかってしまったので本来予定していた残りのゲームはできませんでした。
さて、ここで問題です。
このイルカショーは失敗だったでしょうか?
もし、失敗だとしたら、それはどんな状態でしょうか。お客様さんみんながブーイングを飛ばし、怒り、席を離れてしまう状態でしょうか。
だとすると、このイルカショーは失敗ではありませんでした。
他のイルカたちが邪魔をしているときも、みんな笑いながらみていましたし、最終的に成功したときは大拍手でした。他のゲームはみられませんでしたが、最後に大技をみせてくれたので、大盛り上がりでショーは終わったのです。
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では、このイルカショーからなにを学んだかといいますと、
失敗は失敗じゃない!
ということです。
たしかに、このイルカショーも一つのゲームだけにフォーカスを当てたら失敗です。横でスタンバイしていないといけない他のイルカたちが言うことを聞かず、制限時間を守れなかったからです。
けれども、イルカショー全体をみたら、失敗ではなく成功でした。
お客さんはみんな笑顔で、拍手喝采で終わることができたからです。
つまり、失敗したとしても、ちゃんとフォローできれば失敗にはならないということです。
わたしもつい先日失敗したばかりでした。
※くわしくはこちらのnoteに書きました。
失敗したけれども、きちんと失敗を認め、謝り、改善したことで、失敗のまま終わるということにはなりませんでした。(今のところ笑)
なのでもし、失敗してしまったと思っても、落ち着いて失敗をフォローできるようにふんばってみてください。失敗したときはしんどいし、心が折れそうになりますが、そこがふんばりどきです。
おそらく、あなたを見守ってくれている人たちは、あなたの失敗に対して怒ったり、バカにしたりしないはずです。自分が「怒られるかも」「ガッカリさせるかも」と思いこんでいるだけなのです。
みてください、イルカたちを。
こんなにのびのびと、自由にショーをしているではありませんか。
彼らはなにも恐れていない。
自分たちのできることをやって、エサをもらって、うれしいな!と思っているに違いありません。エサがもらえないなら、もう一回やるぞ!と思って、何度も芸をやりつづけているのです。
きっと「失敗したらエサをもらえないから、もうやらない」とは考えていないはず。「トレーナーに怒られるから、もうやりたくない」とは考えていないはず。
自分がうれしい!と思えるゴールのためにチャレンジしつづけているのです。
以上が失敗についてイルカショーから、学んだことです。
失敗は失敗じゃないよ。
※写真は5メートルの大ジャンプを成功させたとき。イルカショーは大団円となりました。
牧 真姫子🍙エッセイスト(@makicome1986)
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