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「働き方改革」で変わったこと。~有給取得編~


「働き方改革」。
それは労働力不足を解消し、効率的に日本の経済をまわすために政府が取り組んでいる重要政策のひとつ。

あなたの会社では「働き方改革」の影響を感じますか?

非正規雇用の待遇差改善はあったでしょうか?
賃金引き上げはありましたか?

4月1日より「1年間で最低5日の有給休暇を取得することが義務化」されました。このことについてわたしが勤めている会社の実際をお話ししたいと思います。

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わたしの職場は、以前から有給休暇が取りやすい環境でした。

繫忙期らしい繁忙期もなく、どのシーズンでも残業することなく定時で帰ることのできる職場です。

しかし①役職がついているのは男性がほとんどで、彼らは有給をほとんど取らない、②繁忙期はないが、毎月決められた日にちにしなければならない業務がある、という2点から、「上が休まないから下も休みにくい」「特に忙しくはないけれど、休むほどでもない」ということで、誰も有給を取っていませんでした。

そんな中、今年の4月1日から有給休暇の義務化が始まり、わが社では『毎月1日なるべく有給休暇を取るように』との通達が出ました。

それ以降、わたしは毎月1日以上有給休暇を取っています。

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毎月有給休暇を取るようになって変わったこと

1、同僚とのコミュニケーションが増えた
当然のことですが「〇日に休みが欲しい」という連絡をまずは同僚にしなければなりません。それに伴い「どこか行くんですか?」というプライベートの会話に繋がったり、その日の業務引継ぎをしたりと必然的に同僚と会話をする機会が増えました。わたしは同僚のことが苦手なのですが、コミュニケーションが増えたことで少しだけ距離感は縮まった気がします。(詳しくはこちらのnote→https://note.mu/makicome/n/ne9d64652accf

また同時に、同僚はわたしの業務内容を勉強する良い機会になっているかと思います。

2、精神的ストレスの解消になる
今まで「働きすぎていたなあ」と実感しました。なるべく忙しい時期(仕事・プライベートどちらでも)の後に有給を取るようになって、疲れの回復が全然違うことを感じています。最近は帰宅後もnoteの執筆などで睡眠時間が削られており、慢性的に疲れている状態のため、どこかで強制的に休む時間は必須です。

義務化された休みなので、理由がなくても休みが取れるということはとてもメリットとなっています。

3、図書館に行くようになった
有給の取得方法として、予定があるときは連休にしますが、特に予定のない場合は単体で取得し、平日の街を楽しむようにしています。平日はランチが安かったりしますし。

中でも、一番の楽しみ方は図書館でどっぷり時間を費やすことです。

クーラーもついているし、人も少なく、静かで落ち着くし、なにより知識の宝庫です。そして無料。最高です。

だいたい図書館にいるうちに10冊本を読んで、5冊以下借りて帰り、スキマ時間に読むようにしています。本が無いと、空いた時間に何をしたらいいか分からないほど、読書は落ち着きます。

※本の読み方については、以前動画にしてみました! ↓ ↓ ↓

4、会社ってつまらないな、を再認識
特に予定もなく有給を取る際に強く感じます。有給を取ったら「明日、会社行きたくないな」と毎回思います。おそらく、楽しい・やりがいがある・会社が好き!と思えている人は有給を取ることで、英気を養って、「よし!明日からも頑張るぞ」と思えるのかもしれません。残念ながらわたしは「こんなに空がキレイなのに、会社に行かないといけないのか」と思ってしまいます。有給を取ってエネルギッシュになればなるほど仕事以外のやりたいことが目にとまります。有給を取ることが、自分の「会社に対する認識」を確認するきっかけとなっています。

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以上が、「働き方改革」で変わったことです。

有給は使わなければ消滅してしまうだけなので、この義務化を大義名分に、使えるときに使ってみてはいかがでしょうか。

有給を取り辛い、取れない、そんな職場はそもそも違法です。

労働者としての権利を最大限利用して、人生を有意義に!


牧 真姫子🍙エッセイスト(@makicome1986




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