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ワーホリに行くと決めたとき、大きな覚悟をした

みなさんこんばんは、麻希亜です。

そういえば大事なことを書くことを忘れていました。

私はワーホリに行くと決めたときに
1つ、大きな覚悟をしました。
恐らくこれは、他のワーホリ経験者やワーホリに行きたい人には
あまり当てはまらないかと思います。

しかし自分にとってはとても大切なことなので
書いておこうと思います。
「こんな人もいるんだな」と思っていただければ幸いです。

私は実家暮らしなのですが、家で犬を三頭飼っています。
一番上の子は、2020年1月で16歳になりました。

日本スピッツの寿命は10~16歳だそうで
とても長く一緒にいてくれています。

この子をうちに迎えたとき、私は11最だったでしょうか。
人生の半分以上を共に過ごしてきた子です。

(うちに来たばかりの時の写真(笑))

犬は7歳から老犬と言われていますが、13歳くらいまでは
一切それを感じさせませんでした。
しかしここ3年ほどで、急に衰えたと感じます。

今月の半ば頃に1度、全く歩けなくなり
慌てて病院に連れていった日がありました。
検査をしてもらうと、体内にある腫瘍が破裂して出血しており
その血液で内蔵が圧迫されたことで、胸水が溜まっていました。

「処置中に何かあったら、覚悟していてください。」

そう言われたときに「あー、いよいよなんだな。」と思ったり。

結局のところ、その日は一晩泊まりましたが
今は家で特に問題なく過ごしています。

ただやはりさらに、衰えたことを感じました。

ワーホリに行くかどうか迷っていた時
私は考えたんです。

「この子は、私が一年海外で過ごして戻ってくるまでは
持たないかもしれない。」

最期まで看取ってから、ワーホリに行くという選択肢もありました。
私がもう少し若かったら、数年は様子を見たかもしれません。
でも、カナダの他にNZにも行きたい私には
その時間はありませんでした。

さてどうする…と思ったとき、母にこんなことを言われます。

「看取ったら出発する、ということは
麻希亜は、この子の死を待っているということだ。」

「死を待つ」という言葉、怖いですよね。
すごく怖かった。
でも私は反論できませんでした。

「ワーホリに行きたい気持ちがあるのに
この子を理由にして、ワーホリを諦めるのは
果たして私にとってもこの子にとっても、よい選択なんだろうか。」

そう考えた結果、私は「2020年にはワーホリに行く」と決めたんです。

もしかしたら次に日本に帰ってきたとに
彼はいないかもしれません。
私は最期を看取ることが出来ないかもしれません。
それでも私は、1年日本を離れることを決めました。

将来「あの子がいたから、私はワーホリに行かれなかった」
と思いたくないから。

今月入院することになったとき
「もしかしたら出発までも持たないかもしれない。」
と思いました。
長生きはしてほしいけど、それはそれで良いのかもしれない
という複雑な気持ちでした。

今はもう「きっと私が日本にいる間は大丈夫だろう」
と思っていますが、その気持ちが全くないわけではありません。

でも…こればかりは誰にも分かりませんね。

だから今一緒にいられる時間を、大切に過ごしていこうと思います。

私がワーホリに行くためにした、一番大きな覚悟です。
だから頑張らないとね。

(この時はすでに老犬だったけど、今より大分若いな~。)

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