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アンガーマネジメントは「こうあるべき」と向き合うこと

今朝ご紹介する本は、戸田久実さんの『アンガーマネジメント』 です📖

本書を手に取ったきっかけは、安達裕哉さんの『頭のいい人が話す前に考えていること』の中で紹介されていたから。

アンガーマネジメントって、具体的に何をしたら良いのか?について、わかりやすく解説した1冊です。


怒り=「べき」と現実とのギャップ

本書で特に印象的だったのは、「コアビリーフ」の話💡

コアビリーフとは、「自分にとって譲れない価値観、信条、信じているもの」と言い換えられるそうです。

わかりやすく表現すると、自分の中にある「こうあるべき」のこと。

この「べき」という言葉で表される自分のコアビリーフが破られたときに、怒りが生まれる仕組みなのだそうです。

「べき」については、以下のように理解するのが大切です。

  1. 「べき」に正解・不正解はない

  2. 人によって「程度」の度合いが違う

  3. 時代や環境によって「べき」は変化する

まずは6秒やり過ごす

続いて、怒りの感情がわいてきたら、まずは6秒やり過ごすことが大切です。

なぜなら、理性が働くのにかかる時間が約6秒だから💡

6秒やり過ごすことができれば、怒りにまかせた衝動的な行動を避けられます

では、6秒やり過ごすために、どんなことをしたらいいのでしょうか?

対処法と体質改善

本書では、怒りの対処法が大きく6つあげられています。

  1. 怒りを数値化する

  2. 心が落ちつく言葉を言い聞かせる

  3. 数を逆算して数える

  4. 思考を止める

  5. 深呼吸する

  6. 五感を使ってグラウディングする(いま、ここに意識を集中させる)

対処するだけでなく、「体質改善」を目指す方法も📝

自分が実際にやってみたいと思ったのは、「怒りを記録するヶ月(アンガーログ)」です💡

怒りを感じた時に、以下の内容を書き出して自身の怒りのパターンを客観視するというものです。

  • 日時

  • 場所

  • 出来事

  • 思ったこと

  • 怒りの数値

さらに、怒りの状況はコントロール可能か不可能か?を客観視することも大切です。

例えば、「コントロール不能」な怒りであれば、「変えられないことは悩まない!気にしない!」というスタンスに切り替えられるからです。

「べき」の境界線を広げる

自分の「こうあるべき」というコアビリーフが正しいと思うほど、怒りが強くなるケースもあるのだそうです。

だからこそ、こんな風に自分に問いかけ、振り返る余裕を持つことを心がけたいですね。

わたしはいま、こうあるべきと思っているけど、これって当たり前で普通のことだと思い込んでいないいかな?

アンガーマネジメント

自分の中の「べき」の境界線を、広げられるようにしていきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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