「知らんがな」と考える”あいまいさ”の作り方
今朝ご紹介する本は、中島輝さんの『「知らんがな」の心のつくり方 あいまいさを身に付けるレッスン』です📖
2024年の個人的なテーマは、「曖昧さと生きる」。
「あいまいさを身に付ける」というサブタイトルに惹かれて、本書を手に取りました🍀
「知らんがな」は、「大丈夫だよ」「ま、いっか」に近いニュアンスの言葉なのだそうです。
そして、関西弁ならではの”笑いのニュアンス”に加えて「いろいろあっても、最終的にはすべてオールOK」という感じの言葉なのだといいます。
そんな、”あいまいな言葉”代表の「知らんがな」をテーマにした一冊です。
生きづらさ=あいまいさを見失っている状態
今回特に印象に残った言葉は、こちらです📝
正しい答えを探し始めると、心や人間関係にゆとりがなくなり、どんどんしんどくなっていくものなのだそうです。
例えば、自分が陥りがちなことの一つに「ゼロかイチか」ですっきり解決させたい!という考え方があります。
でも、全ての問題がそんな風にすっぱりと解決できるわけではありません。
意味のある経験はネガティブな出来事の中に
具体的なことでいうと、私は「ポジティブは良くて、ネガティブダメだ」と、考えがちです。
本書を読んでいて、これも「ゼロかイチか」の思考に囚われていることの一つだなと気付かされました。
振り返ってみると、自分にとって意味のある経験って、ネガティブな出来事やものごとに見つかることが多いんですよね。
だから、ネガティブな気持ちに苛まれたら、「知らんがな」など、いい意味でのいい加減さのある言葉をつぶやいてみる。
そして、時間が経って後からその出来事の意味に気付く、で十分なのかなと思いました。
出来事をグラデーションのように捉える
ポジティブ/ネガティブ思考の話で感じたのは、出来事をグラデーションのように捉えることの大切さです。
人生は「山あり谷あり」という言葉のように、あいまいな起伏をどのように楽しむか?を考えるからこそ、人生は楽しいものになっていくのかもしれません。
そして、ネガティブ思考から抜け出せなくなったら、「知らんがな」と言って仕切り直すこと。
そこから「自分で捉え方を決めていく」気持ちになっていくことを大切にしていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀
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