発する言葉が、自分をつくるー伝える準備
オンラインでのコミュニケーションが当たり前になって、早2年が経とうとしています。
その中で強く感じているのは、「発する言葉が、自分をつくる」ということ。
というのも、最近「その言葉、もったいないな…」と思う人をよく見かけるからです。
特に、テキストでのコミュニケーションが当たり前になった今、そんな人をよく見かけるような気がします。
一方で、相手を「励ます」「勇気づける」といった言葉を生み出している人がいるのも、また事実。
その違いは、一体どこにあるのでしょうか?
藤井貴彦アナ『伝える準備』
今回ご紹介する本は、日本テレビ系「news every.」でもお馴染み・藤井貴彦アナの『伝える準備』です📖
感染症対策で新しい社会が始まって間もなかった頃、「news every.」での藤井アナの言葉に心動かされた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私も、その一人です。初めてのリモートワークが不安だった頃、藤井アナの言葉に触れて、心があたたかくなりました。
本書は、そんな藤井アナがどのように言葉と向き合っているのか…?ご自身の言葉で綴られた一冊です。
言葉を寝かせる
まず、藤井アナが後輩へアドバイスする際に心がけているのが「言葉を寝かせる」。
仕事では多くの場合、「〇〇を直して欲しい」と伝えないといけない場面ってありますよね。
そんな時こそ、文章を「数時間」や「一晩」寝かせることで見えてくることが多くあります。
同じ意味でも、ひと工夫することで伝わり方が大きく変わります。
だから、時間を置いて冷静になった状態で、相手の背中を押してあげるように言葉を選ぶことが大切なんですね。
相手にフィットする言葉を見繕う
続いて、私が最も心に残った文章があります。
自分にとってベストな言葉が、相手にとってのベストとは限りません。
だから、相手の立場に立って、どの言葉がベストなのかを真剣に考える必要があります。
そのためには、多くの言葉のストックと言葉を組み合わせる実験が大切。藤井アナの場合は、27年間続けている「5行日記」の習慣がそれにつながっているそうです(※詳細は、ぜひ本で!)。
日常で心が動いた何気ない一言を、書き留めておく。
そして、日々言葉に触れ、使うことで、自分を高める。
それがいつか、自分の存在以上の力を持って自分に戻ってくる、と藤井アナは言います。
言葉を大切にすることは、自分を大切にすることへ
最後に、この言葉で締めくくろうと思います。
だから、日々の言葉を大切にすることは、自分自身を大切にすることにつながるのではないでしょうか?
今の時代だからこそ、発する言葉を大切に。そして、そのために伝える準備をできたらいいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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