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うたうよ娘師匠。彼女のように伝えたいこと、表現力はあるだろうか

朝。目が覚めて娘と目が合い、おはようと声をかける。少し間があって

「パパは?」

第一声、パパは?で始まる朝。
パパ大好きっこの娘。2歳半すぎました。低めのテンションで朝を迎える母娘。
夜の寝る前の時間はどうでしょう。

夫が最近多忙で、朝も夜もいない。寝る前も同様にパパは?で終わりそうな一日だが、真っ暗にして布団に入ってからの時間は楽しい。

保育園で覚えた歌のリピートが始まる。新作の歌が加わり秋を迎えた。
まつぼっくり、どんぐりころころ、大きな栗の木の下で、どんな色がすきなど、季節ものと年中変わらずの歌と。

お気に入りは『まつぼっくり』。
まつぼっくりがあったとさー、高いお山にあったとさー♪3回ほど歌うと、

「つぎは、おおきなまつぼっくりね」と。

違いが分からないので、暗闇で大きいジェスチャーをしながら、歌い始めると

「ちがう!!!」

怒られる。

えっ、ママ分かんないからやってよ。とお願いすると、娘が歌い始める。

「むぅぅぅわぁつぼっくりがあったとさー(いつもより3倍ゆっくり)
とぅぅぁーーかいおやまにあったとさー(前半のタメがすごい)」

まつぼっくり⇒むぅぅぅわぁつぼっくりになるのか。

「はい、ママやって」

娘を真似してやってみる。

「むぅぅぅわぁつぼっくりがあったとさ♪」

「いいね!グー!」と言って、立てた親指が暗闇に浮かぶ。


表現力。
もてる言葉で伝える。
大きなまつぼっくりを伝えたい気持ち。


少ない言葉で伝わる想い。
圧倒的表現力。


音だけで感じる、まつぼっくりの大きさだった。

大人になって、語彙や手法を気にはしても、本当に伝えたいことやどう伝えるかはおざなりになっているのではないか。

おちん警察、はだしで駆け足を卒業した娘の最新ヒット、歌うおんな。


今夜は三人で、むぅぅぅわぁつぼっくりを奏でよう。



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