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京都に暮らして10年。いつも“ちょっと格別”な街
京都に暮らして10年!九州実家での暮らしについで長い土地になった。30歳、東京から京都に転勤を命じられた時は、公私ともにどん底だった。お客様から
「東京から転勤になってきたとか言っちゃダメよ、九州出身ですってことだけ伝えなさい。イケずされるから」と忠告してもらった日も懐かしい(笑)
京都の街は、仕事以外では最初からすこぶる暮らしやすく、居心地の良い街だった。仕事のことは置いといて『暮らし』をちょっぴり振り返ってみる。
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社会人になってから忙しさを言い訳に、ろくな『暮らし』をしていなかったのだが、京都での生活は『衣食住+α』を充実されてくれた。
最初の2~3年は+αの観光。
神社仏閣、自然、お祭りと少し足をのばすだけで名所に行ける。写真を撮ることが趣味も功を奏じた。四季が織りなす姿にシャッターを切り続けた。
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その後2~3年は交友関係の開拓。代々続くものを更に創造している方々にもお会いできたり、行きつけのお店が増えたりした。残念ながら閉められてしまったお店も多いのだけど、“ちょっとした格別”を与えてくれた時間とお店たち。行ける時に行くに限る!
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『住む』にも、京都は最高だった。
東京と比較して家賃は安いし、窓から山が見える生活は社会人になって初。中心地から2~3キロ離れるだけで、山の見える生活ができるっていうのも格別だったなぁ。因みに、今はより真ん中に来たが故、全然見えないんだけどさ(トホホ)。
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『衣』。コロナのタイミングを機に、いくつか懇意にしていたショップが消えた。ファッションへの自身の変化もあり、手に取る服の絶対数が減った。既製品ではない着物への興味も出てきたので、何とか市に赴いてはリメイク可能な着物を探しに出かけたり。自分で仕立てることはできないので、母や義母にお願いしちゃうんだけどね。
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最近のちょっと格別は『食』。
まず、大好きなカレーの美味しいお店が無数にあることや、メキシカンがいくつもあること。食べにいきたいカレー屋さんがあまたあることが格別だ。
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特にハマってるのは外食ではなく専門店!
お豆腐、お肉、お魚、野菜。めっちゃ非効率ではあるけれど、つい美味しいお肉を求めてお肉屋さんをめがけたり、裏で豆腐をきってるようなお豆腐屋さんに足繫く通ってしまう日々。
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一つ一つ丁寧に食する毎日って、もう格別!
正直言って市政はイケてないやろと文句言う時の方が多いし、教育のことを考えるとずっと京都にいるかは分からない。
けれど気づいたら10年。しかも10年間、いつも形を変えて“ちょっとした格別”を与えてくれたのは京都である事実。
10年暮らしをさせてもらった感謝の気持ちを込めて。
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