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人類の弱体化を映し出す、映画ドラえもんの世界は現実に

ドラえもんの映画って見たことあります?
その中で好きな作品や心に残ってるものはありますか?

最近、9~10歳頃の過去×ドラえもんが気になって仕方ないのです。ドラえもんと言うと『のび太の日本誕生・雲の王国・ブリキの迷宮ラビリンス』あたりの映画が思い浮かびます。映画は毎年見てた!と思っていたけれど、調べると4~5個しか見たことがないし、何なら内容はほぼ覚えてない。2021年時点で41作品もあるのにね。

ドラえもん映画のテーマ

にも関わらず、“ドラえもんの映画は大人も子どもも楽しめて学びの深い映画”なんぞと一丁前に思い返すのは、取り扱いテーマ自体が記憶に残りやすいからだろう。

のび太と雲の大国は環境破壊への風刺、自然との共存がテーマだと認識。ブリキの迷宮ラビリンスは、AIが人間の知能を超えるシンギュラリティの世界、行き過ぎるAIへの警鐘の表現。

特にブリキの迷宮は、全体的に不穏で不気味な世界観をまとっており強烈に印象が残っている。(印象だけで中身は全然覚えてないんだけど)

・まず、早々にドラえもんは捕まりほぼ映画に出てこない。
・ブリキ(ロボット)が人間を支配していて、念じると指も動かさずにロボットに命令できるイメージコントローラーの世界。
・人はカプセル型の移動機械に乗り移動し体が弱くなっている。

特に、カプセルを出たら一人では動けない少年の姿だけが脳裏に焼き付いているといっても過言ではない。2022年の今であれば、AIが人間の知能を超えると言われてもイメージできるが、30年前の幼心には衝撃だった。

ブリキの迷宮の世界が現実に?

じゃあ30年経った今、もしくは数十年後、人はカプセル型の移動機械に乗り、一人で歩けないほど弱体化しているかと言われれば大丈夫じゃないかと思うのですよ。運動とか健康面とか見直されてるしね。

とはいえ、すでに同レベルでの弱体化が起きている。それは考えたり判断することができないってこと。

“少し考えたら分かるのでは”
“ずっと誰かに聞き続けるのかな”
“相手が変われど、誰かに依存し続けていくのだろうか”

そんな場面に遭遇するたびに、カプセルに入った少年が思い浮かんで仕方ない。

因みに他力を使うことも、誰かから教えを乞うことも否定していません。ただ、それが行き過ぎて自分で考え判断することを放棄しちゃいないかと。体力が弱体化し一人で歩けない少年と同様、思考力が弱体化し一人で判断できない人になってないだろうか。

誰かに対して気になるってことは、自分自身自分で決められない・考えられない要素を自分も持ってるという証なんですけどね。

相談業を生業としている身からすると、相談してくれる人がいないと困るのも事実(笑)。あくまで答えを出すのは自分自身ってことを、相談を受ける私自身も忘れてはいけないのです。(当たり前なんだけどさ)


大人になったからこその視点

最後に、小学生の頃見た記憶としてはAIへ警鐘を鳴らされているがテーマと感じていた。だけど、一作品前の雲の王国にしても、警鐘だけの意ではなく『共存するため』の意図の方が強いのかもしれないと、大人になった今は思う。

動物との共存、自然との共存、科学や技術との共存。

ゼロ・100の極端な考えではなく、共存できる未来を探る。まぁ夢見がちで、じゃあどうするの‼という解の道は歩み始めたばかりなので、もう少し実体験が進んだら紹介したいですね。

ドラえもんしかり、ジブリ・アンパンパン等々、長きに渡って愛されるアニメは奥深いですよね。何ら興味を持ってない私のような一消費者にすら、影響を強く与えてくれるのですから。


※TOP画は日本誕生のドラちゃんが気に入ったので、お借り致しました。感謝!


※今回のにも通ずるテーマ(平和・調和)↓


※ドラえもんシリーズできるかな↓



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