祖母の最期。一番に思ったこと
実家へ帰る新幹線で書いている。
膝の上で眠る娘っこの身体が熱い。
私の脂肪をぜひに溶かして欲しい。
急な帰省。
タイトルどおり、祖母が亡くなったから。
なんの予兆もなかった。
朝、のんびりスタエフLIVEを聴き始めた時に母から連絡が。
「おばあちゃん(母方)が倒れて、あまり状態がよくないみたい」
父母はたまたま旅行に出ていて、旅先からUターンして実家に戻る途中のようだった。
あまり状態が良くないと書いてあるものの、夏に会った際は元気にしているのを目にしたし、どこまで悪いのかも分からず、そのままLIVEを聞いていた20分後。
「亡くなった」
え。亡くなった?!
にわかには信じがたい。
95歳の祖母だ。何があってもおかしくない年だとも思う。
でもあまりに急すぎて。
急ぎ帰省の準備を始める。
夫と娘はお出かけに出たばっかりだ。
帰ってくるまでに準備を終えよう。
掃除をして、喪服を出して、諸々準備をする中で一番に思ったこと。
何で今日なの、何で今なの。
母は祖母(母の親)のことを、誰よりも、一番長く、いつも面倒を見ていた。
末っ子の母だけが、祖父母の近くに住んでいたこともあり、骨折した時も、病気になった時も、平時のどんなときも、とにかくとにかく祖父母に対して懸命だった。
ここ数年は認知症の進んだ祖母、祖父を実家に呼び寄せ、同居しながら毎日お世話をしていた。
なのに、珍しく父母揃ってでかけた旅行のタイミングでなんて。なんで最期、母の到着を待ってくれなかったの。
母を想うと、なんでなんでが止まらない。
母にはまだ会ってない。
どんな気持ちなのかも分からない。
分からないまま書いている。
おばあちゃんへの想いは、改めてしたためるが、この夏思わぬ帰省をして、祖父母にも会えていたことを良かったと心から思う。会えないままだったら、きっと後悔したから。
もう九州はすぐそこ。
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