「悪童日記」
これもね…やべーやつですよ。
読んだらしばらく情緒不安定になるやーつ。
これも「ポーの一族」も、そういう意味では一緒なんだけど、感覚としてちょっと違う?ような。
ポーが「取り憑かれる」感じなのに対して、悪童は「魂抜かれる」っていう感じ。
……わお、意味不明。
これは映画から入ったんですよね。
当時、ミニシアター系のあまり派手さのない映画にハマっていて。
よく行ってたミニシアターにポスターがいっぱい貼ってあったので、気になって観ました。
このDVDのパッケージと同じ写真がでっかいポスターになって貼ってあったんですよ。
そりゃあもう、気になるよね…⁈
私、常々思ってるんだけど、「双子」って、なんでこんなに魅力的なんだろうね。
私が中二病拗らせてるだけかとも思ったけど、世にこれだけ「双子」を描いたものがたくさんあるということは、やっぱりみんな気になっちゃうってことだよね?
人を惹きつけてやまない何かがあるんだよね、きっと。
なんだろう、それは。
たしかに、同じ顔、同じDNAの人物がいるなんて、普通はあり得ない。そのあり得ないことが、双子であればあり得てしまう。
だから?
世の中双子だらけだったらそっちが普通になるんだろうけど、レアだからかな?双子の確率って、どれくらいなんだろ?あとでググるか…
なんとなくで観た映画でしたが、帰る頃には魂持ってかれてた。
「衝撃」って、ああいうことをいうんだろうな。
「衝撃のラスト!!」ってよく使われてるけど、これこそですよ、この作品こそが、衝撃のラストを名乗っていい作品ですよ。
ラストの衝撃忘れられない。魂抜かれた瞬間。
速攻読みましたよね、原作。
私は映画化実写化アニメ化等々にあまり興味が持てないタイプで、もしこの作品も原作から入ってたら映画観たかなあ?って思うんだけど、これは、映画もぜひ観た方がいいやつだと思う。
けっこう、映画になると大幅に改変されたり端折られたりすることってあると思うんだけど、これはね、そんなことない。
まあ若干、原作より映画の方がマイルドにはなっていたけど、まあ、それは致し方ないですね。到底映画になどできんな…っていうシーンも、ありますのでね。
あとは若干、原作読んでからだと、主役の双子が思ってたより大きい、っていう印象にはなるかもしれない。 あとおばあさんの体型が違う。……それはまあどうでもええか。
ほとんど忠実。あの独特の雰囲気がちゃんと醸し出されてるからすごい。
これもっと有名になってもいいのになぁって思うんだけど。イマイチ知名度低いのはなぜなのかしら?
私本好きだけど、どんどん増えていって収納スペースに困るので、なるべく図書館とかを利用して、物増やさないようにしようと思っているんですよね。余程のお気に入りでないと、買うのはやめとこって思うんだけど。
この原作も最初は図書館で借りて読んだけど、結局原作もDVDも買いました。
あ、ちなみに原作には続きがある。三部作になってる。
もちろん三部まで読んだんだけど…うん…なんだろ…? これは、一部だけで良いかな。 二部と三部は、ちょっと私にはよくわかんなかった。 買ったのも、一部だけ。
すんごい先が気になる終わり方するのよ、一部。
原作に続きがありますって言われたら、そりゃあ読まずにはいられない終わり方するのよ。
なんだけど、二部三部読んでも、全然すっきりしない。ん…?ってなる。
「悪童日記二部」とかじゃなくて、タイトルごと違います。
「ふたりの証拠」と「第三の嘘」。
もう一回読んだらまた違う感想になるかな…?いや、どうかな…
書いてたらまた読み返したくなってきた。映画も、また観たくなってきた。
次の日仕事だと、魂持ってかれて仕事手につかなっちゃうから、週末だなー。
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