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私がファストファッションを選ぶ理由

【それでも選んでいること vol.1】

普段の生活でこだわっていること。
そのこだわりの強い順にあげていくとしたら、みなさんは何が一番ですか?

私自身は、手帳やカバン、ペンケースなど、毎日使う小物類全般かなと思います。(範囲が広くてすみません)こういったものは毎日使う上に長く付き合っていくものなので、気に入ったものを見つけるまでにはかなりの時間を費やします。

一方、こだわりがないわけではないけれど、二の次になってしまうものもありますよね。

私にとってそれは、毎日着る「服」、ファッションです。

おしゃれな服を着たいという気持ちはあります。
でも、それ以上に機能性を重視したかったり、服を選ぶことに時間やお金をかけたくない気持ちが強いのです。

だから、というわけではないですが、私は基本的にパンツスタイルが多くなります。スキニーパンツに合わないトップスはほとんどないので、買うときも、毎日の服を選ぶときも楽なんですよね。

それでもやっぱりおしゃれしたい!!が勝るときもあるので、そんな時にはショッピングを楽しむことも、ごく普通にあります。
そんな自分の行動の統一感のなさ自体も、服に対するこだわりが少ないということなんだと思います。

その意味で、私が一番よく着る服はユニクロ。
全身まるごとユニクロの日もあります。
動きやすいし、何よりお手頃価格でありがたいです。

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ところで、ユニクロに限らず、グローバル企業は世界各地で、商品の製造のための下請け工場と契約を結んでいます。そして、その工場での労働環境の過酷さは、近年大きな課題として取り沙汰されてきました。

中でもバングラディシュで起きた「ラナ・プラザ」の崩壊事故は、アパレル産業においてはあまりに有名です。

(多くの下請け工場が集まる建物が崩壊し、1000人以上の死者を出した事故。建物のずさんな安全管理が原因とされており、この事故をきっかけにアパレル産業の在り方を問い直す動きが強まりました。)

状況は日々変わっているでしょうし、世界中の企業が労働環境の是正に取り組んでいることと思います。

しかしながら、なにより効率が重視される大量生産が続く限り、製造から小売までの全ての過程が”すこやか”であるということはとても難しいことだと思います。そしてまた、個人のレベルでできることもどうしても限られてきます。

それは、行動するということはもちろん、課題を正しく知ろうとすることにさえも高いハードルがあるでしょう。

だからこそ、アパレル産業に携わる方々が当事者として、服というものづくりを通じた課題解決を目指すブランドや、事例も増えてきているようです。

以下に関連書籍をご紹介します。

とはいえ、私はきっとこれからもファストファッションを選んでしまう。
服以上に、もっとこだわりたいものがあるからです。

そしてそんな存在、つまり、自分にとって二の次にしてしまう存在は人によって違います。

食にこだわりたい人、住環境にこだわりたい人・・・

限りある時間の中で、全てを知ろうとすること、こだわろうとすることは、できるかできないかというより、疲れちゃいますよね。

「知ろうとすること」を大切にする、というのは私にとって軸と言えることです。

そして、地球上に少しでも苦しい思いをする人がいる限り、その存在を無視してはいけないと思います。

でも、必ずしもいつもそうするべきだ、ということを言いたいわけではなくて。

自分自身がいつもできているいうわけでもなくて。

noteを書きはじめて1ヶ月すらたっていませんが、自分の書く文章に堅苦しさを感じたので、実際そんな真面目な人間じゃないんだよということを知ってもらいたくて書きました。

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Akari Miyama
OKUYUKI という屋号のもと今春ライフスタイルコーディネーターとして出発しました*・゚* before>書店 図書館 出版社 日々当たり前に受け入れている物事の背景、そこに潜む課題に少しの関心や好奇心を持ち「知ろうとすること」を大切にするライフスタイルを発信しています!

**思いの丈はこちらの記事に書いております*


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