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”お金がない”という恐怖との戦い~独立初期の事業戦略~

何度かnoteのネタにもしていますが、独立してみて改めて「お金」という凄まじいゴーストに付きまとわれることに気付きます。特に独立したてはなかなk資金が潤沢とはいかないですよね。資本金や開業資金をすり減らしながら先への投資を続けている・・・という話も身近によく聞きます。かくいう私も今日は資本金をすり減らして生きていますw

達人の物凄い極論では、「お金がなくて失うものはあなたにとって必要がないものだ」という仙人級の名言も目にしましたが、自分自身そこまでの達人でないことは認めざるを得ません!

今日は超現実的な独立初期の資金・事業戦略(というほどのものでもないですが)について書いてみます。


向こう1年はどんだけダメでも生活に影響が出ない資金繰りを設計

まず独立を決めた時点で資金計画を立て始めることにしました。現在の支出と今後の収入を整理していき、独立予定地点までの資金収支を立てていきます。

退職金がどのくらい出るのか、最後に賞与スイッチを踏んで退職するにはどのタイミングか・・・みたいな細かいところも整理していきます。一方で支出面は将来への投資(講座やご縁から生じた出張など)以外はゴリゴリ削って、日常で継続的にかかっているお金をスリム化していきます。

そこから資本金やその他必要経費も積み上げていって、結果的に事業が全く上手くいかなくても今の生活が最低1年は維持できる資金計画を組んでいきました。もし本当にどうしてもダメだったらその間に就活すればいいので!

これも最初から精緻なものを作ったわけではなく、ちょっとずつブラッシュアップして精度を上げていきました。ともかくこれで「少なくとも墜落事故は起こらない」というセーフィティネットを確保します。

大口顧客に依存しない、BtoCとBtoBなどのバランスを意識

次にどういうふうに事業を組んでいくかというところです。独立のいいところは、色々な仕事を自由に組み合わせながらお金を稼ぐことができる点です。

そういう意味では、例えばもし1社のみの取引先に収入を依存するような状態になってしまったら、ただ単に労働法による保護のないサラリーマンに近しいものになってしまいます。

私の場合はさらに、ざっくりとBtoC自主事業(パーソナルコーチングなど)、BtoB自主事業、BtoB下請案件の3つに収入が分散されるよう意識しています。そうなるように行動ベースのポートフォリオを組んでいくイメージですね。

もちろん一般論として自主事業中心の運営が望ましいですが、接点の薄いフィールドでの経験値などは下請案件を引き受けさせていただき補完していきます。

「資金計画を練っても資金は増えない」という真実

さてそんなことを言いつつ身も蓋もない話ですが、どれだけ資金計画を眺めても資金は増えないんですね!至極当たり前の話ですが、分かっていてもついついエクセル表を一生懸命いじったり眺めたりしたくなるんです。

そして、どれだけ数字をいじっても、不安はなくなりません。それはお金が増えないからであり、また同時お金への執着から解脱するほど達観していないからですw

とはいえ資金計画をしっかり考えることは行動の補助線になりますし、一定の不確実性を排除することでの安心=ストレス軽減にもつながります。

お金とは適度に向かい合っていきたいですね。


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