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公務員から独立して1月!気付いた3つのこと

今日で早くも2024年の1月が終わってしまいますね!私も今月独立してから早くも1月というところです。

ありがたいことに仕事的にはいったん見通しも経ってきたというのもあり、ちょっと落ち着いた気持ちでもいます。今日は改めて気付いたことを書いてみたいと思います。


「お金」の呪いは凄まじい

元々がガチガチサラリーマンの自治体職員だったというのもありますが、独立という全く違うキャリアへの旅路は自分を支配していた価値観への挑戦でもありました。

その過程で色々なものを手放していったのですが、改めて強烈に巻きついてくるなと思うのは、やはり「お金」です。

もちろん生活のためにお金は要るし役にも立ちます。事業をするにもお金は必要です。そういった有用性は全く否定する意味のないことだと思ってます。

ただ、それとは別次元で、「お金を稼がねばならない」という呪いが凄まじく強いなということも感じる日々です。そして気付いても乗っ取られてしまうw

不安なのもお金の見通しが立たないから。安心はお金の見通しが立ちそうだから。freee会計にせよエクセル表にせよ、それを眺めていてもお金は増えも減りもしないと分かっているのに、つい眺めてしまう。。

「男性は大黒柱でなければならない」というジェンダーもすごく大きく影響していると感じます。色々と向き合ってきたけど、これは突破口がなかなか見つからないので、とりあえずいったん諦めてお金に平穏を左右される日々を送っています。。笑

過去のキャリアは何事も役に立つが縛られる必要もない

私の自治体職員としてのキャリアは12年9月で、まぁ色々なことをやらせてもらったなと思います。キャリアの軸が立たずに苦しかった一方、ではやったことが無意味かというとそんなことはありませんでした。

一例ですが、税務しているときに簿記二級を取り、福祉部門で社会福祉法人会計を取り扱ったことは、会社の財務を触るうえでかなりの助けになっています。

また経歴から仕事のご依頼をいただくこともありますし、「無駄なキャリア」というのは全くなかったなと感じています。

一方で誤解のないように書いておくと、無理して苦しみながら今のキャリアに固執する必要があるわけではないよ、というのもあります。苦しいことも糧になりますが、別に敢えてやたら苦しまなくても、スキルを身につけたりキャリアアップをすることはできます。ハラスメント的苦しみ=即ち成長ではありません。

また自分の場合は公共職の強いキャリアゆえに、それが強みであると同時に選択肢が狭まる側面があるのも事実です。いったい何が良くて何が悪いかなんて誰にも分からないことなので、だからこそ自分の気持ちに向き合い自己選択することが大切ですね。

公務員では身につかないので気をつけたいスキルセット

さて公務員から独立するとなる際に、「このスキルは公務員だと見につきにくいので気をつけた方がよさそうだぞ」と個人的に思うことをいくつかあげてみます。

①マーケティング:公務員だといかに没個性化するかということが暗に強化されますが、独立してやる以上は自分をどういう人だと思ってもらえるのか、というのが大事です。これはまだ自分の答えもあんまり持ってないですが、少なくともカオナシ公務員はやめましょう。

②営業:自治体職員なら自動的に全市民がお客様です。さらに公務員の名刺なら、初対面の方でも域内ならどなたでも一回は会ってくださることが多いです。即ち、営業スキルを身につける機会がありません。そのため営業がやたら怖くなったりとメンタルブロックが入りやすいです。一方、前述のとおり名刺が強力なので、ネットワーキングをしていくチャンスはかなり転がっています。現役時はそれを活かしておくと何にしても先に繋がります。

③専門スキル:ご存知のとおり、日本的組織のゼネラリスト志向の異動では専門スキルが身につきません。自分の「これぞ」というものは自分で決めて、さらに自分で自分を育成する必要があります。

細かなところを見ていったら他にも色々ありそうですが、上記3つのスキルは独立前に自主トレしておけばおくほど後が楽になると思います。

まぁ結局のところ、私は結構楽しく日々を送っています。ただ独立はそれ自体が目的ではなく、手段として捉えることが大切ではないでしょうか。現職にとどまるのも、転職するのも、独立するのも、選択肢の中の一つです。


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