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ASD妻 風呂に入らない


妻が風呂に入らなくて困った

妻は風呂に入るのをとにかく嫌がる。放っておくと、深夜1時でも2時でもいつまでたってもスマホをいじったままソファーから動かない。風呂に入らないと寝られないので、寝る時間が遅くなるという悪循環に陥っている。

極端な面倒臭がり屋で、とにかくだらだらするタイプの人なのかと思っていたが、ASD特性があることが分かってからはどんな理由があるのか、なるべく聞くようにしている。

風呂が嫌な理由

まず、風呂が嫌いな理由として、足が濡れる感覚がとてつもなく不快で、考えただけで嫌な気分になるらしい。水たまりに靴で入ってしまったときのような、ぐちゃぐちゃした気持ち悪さがあるらしく、それが精神的につらい。

さらに、風呂に入ってから顔や頭、体のどこから順番に洗うか、洗い終わってからも体を拭くドライヤーで髪を乾かす、という手順の段取りを全て頭の中でシミュレーションする必要があるらしく、大変すぎて軽いパニックのようになるらしい。

僕からすれば、風呂なんて毎回同じ作業の繰り返しだから何も考える必要もないと思うのだが、妻にとっては毎回が大変な作業なのだ。
そうこうしているうちに風呂に入らなければならないと分かっていても、行動に移す前に元気が燃え尽きてしまう感じらしい。

対策

今までは「風呂に入りなさい」としつこく言ったり、時間を決めたりしても、なかなか効果がなかったが、最近ある対応策を発見した。

まず僕が先に風呂に入るから上がったら10分以内に妻も入るという約束をする。
そうやってプレッシャーをかけると何かを諦めたように妻がおとなしく風呂に入ることが分かってきた。
なぜだか分からないが、僕が先に入るということと、約束するということに何か意味があるらしい。
おかげで最近は少し早く寝られるようになってきている。

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