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【嫁 vs 姑】の仁義なき⁉️戦い

こんにちは。

いつも記事を読んでくださる皆さん、フォローしてくださった皆さん、本当にありがとうございます。これからも頑張ります。

実は、先日夫の職場の同僚がコロナ陽性になり、夫が濃厚接触者にリスティングしました(今年2回目)。

私も不安だったので、夫と抗体検査を受けに行きましたが、2人とも陰性でした。良かった…。また来週、検査を受ける予定です。コロナがじりじりと忍び寄ってきていることを肌で感じます。

今週は、珍しく予定がたくさん入っていて、いろんな人に会う予定だったんですが、全部キャンセルしました。
私には特に行動制限はなかったので、キャンセルまでしなくても良いのでは、と思ったのですが、ワクチンを打っていない知り合いもいましたので、家にいることにしました。

予定がなくなった代わりに、ストリーミング配信を見る時間が増えました。
『結婚作詞 離婚作曲』というすごいタイトルの韓国ドラマと、私の大好きなジェーン・フォンダとJ.lo主演のMonster-in-Law邦題 : ウエディング宣言を鑑賞しました。

これらの作品で描かれている『姑』の姿が興味深かったので、今日は嫁姑について書きたいと思います。

息子を溺愛する姑①

※『結婚作詞 離婚作曲』のネタバレが含まれます ※

▲『結婚作詞 離婚作曲』予告編(Netflix Japan YouTubeより)

私は以前、韓国の会社で働いていたので、韓国の方々にとって、お母さんオンマの存在は絶対だと、何となく分かっていました。

お母さんと子供(特に息子さん)の絆がとても強いと、その結婚相手やパートナーはとっても苦労する、と聞いたことがあります。

お母さんが一番だから、お母さんがすべての決定事項にかかわってきたり、自分の家のように、夫婦の家に自由に出入りしてきたり。

息子は息子で、結婚相手の肩を持たず、「お母さんの言うことに間違いはない」、「お母さんの料理が一番だ」と言ったり…。

結婚相手は、義母に気に入られようと、あれやこれや手を尽くしますが、姑にとってはどんな相手でも、自分の息子には相応しくありません。

『結婚作詞 離婚作曲』で描かれている1組のカップルも、似たような感じでした。

夫(役名:ユシン)が精神科病院の院長で、妻(役名:ピヨン)はラジオ局のプロデューサー。妻にとっての姑(夫の継母)が、なかなかの曲者で、血のつながりがない息子を「男として」愛していて、自分の夫の死去と、息子の愛情を独り占めすることを望んでいます。

息子を溺愛するもんだから、嫁であるピヨンが「ユシンさんの好物の作り方を教えてください」と頼んでも、心の中で「生意気な…絶対に教えるもんですか」とつぶやきながら、めちゃくちゃなレシピを教えます。

ピヨンが良かれと思ってしたことにも、「ありがとう」と優しく言いながら、「あなたがユシンと結婚できたのは、私のおかげよ(怒)」と心の中で嫉妬の炎をメラメラ🔥燃やしています。

そんな意地悪な姿は、もちろん嫁とマンツーマンの時だけで、ユシンや自分の夫の前では一切見せません。

何となく、『ずっとあなたが好きだった』で描かれていた、冬彦さんとお姑さんの姿とダブります。あれはもっとヤバかったかな。

このドラマ、昼ドラ感満載で、割とおススメです。
けれど、シーンとシーンがブツブツ細かく切られていて、「?」って思ったことが何度かありました。
別の場所では同時進行で、こんなことと起こってますよー感が出てはいたんですが、素人の私は、ストーリーに集中できず、「結局そのシーン挟んだ意味あったん?」と思ってしまいました。

息子を溺愛する姑②

※ 『Monster-in-Law』のネタバレが含まれます ※

▲Monster-in-Law (2005) 公式予告編(Movieclips Classic Trailers YouTubeチャンネルより)

『Monster-in-Law』でも、同じように姑が息子を溺愛しています。

この映画の場合、息子を愛しているのはもちろんですが、姑は自分のことが大好き。だから、自分以外の女が注目を浴びるなんて許せない、自分以外の女性の存在を、家族として受け入れたくない、という感じでした。

息子が選んだ相手が若くて美しいからと、張り合ってすごい恰好をしだしたり、嫁に内緒で豪華な婚約発表パーティーを開催して(なぜか世界各国の要人が集まるようなパーティーが催された)、カジュアルな恰好で現れた嫁を辱めます。極めつけには、サイズの合わないドレスを用意してあげて、自分たちのために催されたはずのパーティーから、去らざるを得ない状況を作ってしまいます。

だからと言って、嫁も負けてはいません。

『結婚作詞 離婚作曲』でも、『Monster-in-Law』でも、嫁がバッチリやり返します(笑)。姑からの嫌がらせに「耐え忍ぶことが、美しい」とされたのは遠い昔の話で、嫁たちが凛として、イカレタ姑にやり返している姿を見るのは爽快でした。

私の嫁姑関係①私と義母

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私の頭の中にある「姑」は、やはり「息子を溺愛する姑」のイメージ。

だから、初めて夫のお母さんにお会いした時は、本当に緊張しました。

夫の実家に泊めていただいたんですが、「お義母さんは、息子と水入らずの時間を過ごせたのに、私が邪魔だと思っているんじゃないか」と勝手に思い込んでいました。私は当時、料理もできなかったし、息子を日本に残して、海外で仕事もしていたので、あんまり私のことを良く思っていないのだろうな、と。

ある日思い切って「息子さんと2人きりで過ごせる時間を奪ってしまって、ごめんなさい」と伝えました。

すると義母は、「何言ってるの、そんなこと心配しないで」と笑ってくださいました。

婚約した時も、「あなたは、私の娘よ」と歓迎してくれました。娘と呼んでいただいたことが、婚約したことよりも嬉しかったのを覚えています(ごめん、夫)。

初めての出会いから約5年経過した今だから分かるのですが、お義母さんは、結構ドライ

私たちが何をしようと、どこにいようと、興味がなくはないけれど、そこまで興味がある様子ではなく、基本的に「どうぞお好きに」というスタンス。

夫が仕事のことや人間関係で悩んでいても、「あら~そんなこともあるのねぇ」という感じで、そこまで深刻に取り合いません(笑)。

例え夫が体調を崩しても、「じゃあ今から薬を持って、すぐにそっちへ行くから!」とか無茶苦茶なことは言わず、「寝てれば治るでしょ」って感じ。どんな薬を飲めばいいよ、どうすればラクになるよ、とか別に教えてくれません。

「男の子は放っておいても育つ」と聞いたことがありますが、まさにそれを体現している感じ。適度な放任主義。

ここに住みなさい。この料理を作りなさい。私のやり方でやりなさい。あなたたちがここに住むなら、私はすぐ隣のアパートの部屋に住むわ!

そんなことは、(ありがたいことに)決して言いません。

私の嫁姑関係②私と義父の妻

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フランス語で、義母のことを「La belle-mère」、義娘を「La belle-fille」と呼びます。mère母 filleの前にbelle美しいという形容詞がついています。

もしすべての嫁姑が、私が紹介したドラマや映画のようなバチバチやり合う関係だったら、嫌味っぽくて面白いな(笑)と思ってしまいました。

本題に戻します。

夫のお父さんは、夫が10代の頃にお義母さんと別れています。今では結婚され、妻がいます。彼女が私の姑になるのか?は、よくわかりませんが、そうなるとしましょう。仮に彼女をここで、第二の姑と呼びます。

第二の姑、お義母さんに比べると、もっとウェットな感じです。

特に義兄の妻に対して、子供の育て方や、家事の仕方など、様々なことに口を出すようです。義兄の妻はかなりポジティブな方ですが、批判ばかりされて、落ち込んでいました。

第二の姑は、再婚していて、前夫との間に息子がいます。実の息子たちにも、義理の息子たち(=夫と夫の兄)にも、かなりウェットな感じで接しているようです。あーしろ、こうしろと細かく口を出すようで、息子たちはかなりうんざりしているようです。でもこの息子たちは、ちゃんと「母さん、黙って」と言い返せるようです。

第二の姑が、私に小言や嫌味を言うことは決してありません。マニキュアの塗り方を教えてくれたり、私たちのアパートに色味がないからと、一緒に家具を選んでくれたりと、割と仲良くやってくれています(少なくとも私はそう思っている)。

でもそれは恐らく、私がフランス語を話すことができず、義兄の妻はフランス語がペラペラだからでしょう。

私は、フランス語では何をおっしゃっているのか、言われているのかちんぷんかんぷんなので、「批判しても仕方がない」と思われているのかもしれません。

最近渡仏した、フランス語が話せない日本人妻たちから、「姑の嫌がらせがやばいんだけど」という話は聞いたことがありません。

しかし、在仏歴が長い、フランス語がペラペラな知人は、姑との関係に悩んでいると言っていました。

やはり、言語の問題なのでしょうか??

うーん、そうなると、フランス語を習得できるようになっても、良いコトばっかりではないのかもしれません…(笑)。

フランス語を話せるようにはなりたいとは思いますが、第二の姑とは今の関係のままでいたいです。これからどうなるか…?


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