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【泳げスイミー!】あなたも知っている、勇敢な魚の話。

サマータイムが終わり、今日から日本との時差が、これまでの7時間から8時間となったフランス。

日本と同じように、夕方18時ごろには空が暗くなり、冬が近づいている気配を感じます。…というか、体感気温としてはすでに冬です。

来週はさらに寒くなり、雨ばかり降るとの予報。

しばらく悪天候が続くかもと思い、特に予定はなかったのですが、夫と散歩に出かけました。

しばらく歩き、ふとどんよりとした空を見上げると、夕暮れ時で家路に着くのか、小さい鳥の大群が。

私は、こうした鳥たちの集団を見ると、小学校の教科書で習ったスイミーの話を思い出します。私の頭の中では、スイミーが赤い魚で、仲間たちは黒い魚でした(実際の逆)。

国語の教科書で習った、他のお話は覚えていませんが、スイミーはとても印象に残っています。
多分、挿絵の版画が好きだったのと、誰もが勇気づけられる話が好きだったのでしょう。

スイミーの話をフランス人の夫にしたところ、「それってPilotinピロタンのこと?」と聞かれました。

彼も、スイミーを学校で習ったとのことでした。

彼は、幼い頃に魚を飼って、学校で習った勇敢な魚のように、「Pilotin」と名付けたそうです。Pilotinが死んだときは悲しすぎて、自殺しようとしたとも話していました。…なんてかわいいの。

Pilotinの由来は、よくわかりません。

大型の魚や船などについて泳ぐ習性のある魚をPilot Fishと呼ぶので、そこからきているのかなぁ?と夫。最後に「tinタン」をつけてかわいくしてるのでは、と推測していました。

日本人同士のカップルと違って、「小学生の頃、頃安室ちゃん聞いてたー!」とか、「オレンジレンジめっちゃはやってたよね」とかいう共通点がない私たち。

ふとした話から、こうして共通点を見つけられると、なんだかとても特別な気がして、思わずnoteに書いてしまいました。

パリの街角で見つけた、スイミー。
ストライキを呼びかけるチラシらしいですが…

季節の変わり目、皆様どうぞご自愛ください。



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