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さとう | GCストーリー
2020年12月3日 20:51
青森の山の中を、1人でとぼとぼと歩いていた。季節は夏だが、さすがに夜になると空気がひんやりしている。寒いし、疲れた。そして、何より寂しい。時折通りがかる車に、ヒッチハイクの親指を立てるポーズをするが誰も乗せてはくれない。夜の山道を1人で歩く20代前半の男は確かに怪し過ぎるし、僕が運転する側でも乗せないと思う。フリーターで、東京の風呂無しアパートに住んで、今は青森の山の中。自分が惨め過ぎる。