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婚活こじらせ女子だった私が婚活サポーターになったワケ

25歳 ~元彼への妬み~


「さときくん、今何してるのかな」

別れてから約半年たったある日
ふと気になって元彼のTwitterをのぞいてみた。
悲しいことに、ブロックされてた。

タイムラインは見れなかったけど、自己紹介に
『昇給&結婚しました』
と書いてあった。

大学時代から社会人まで
5年間付き合ったさときくん。

この人と結婚するんだろうなと
漠然と思っていたので
私はショックで寝込んだけど
彼は私と別れてすぐに彼女ができた。

品川区の高級マンションで
猫のスコティッシュフォールドと一緒に同棲している
っていう噂も聞いた。

もう、結婚したんだ。

「5年も付き合ったのに、
 結婚したいくらい好きだったのに、
 私の時間を返してよ…!」

「絶対、あいつより先に結婚してやる…!」

沸き上がった怒りと悲しみを埋めるために
私はペアーズにはじめて登録した。


26歳 ~マッチングアプリの泥沼~


『はじめまして。りょうたといいます✨
 素敵なお写真と、趣味が似ているな
 と思っていいねしました。
 よろしくお願いします!』

『じゃあ、〇月〇日の19時に!渋谷で😊
ワインいっぱい飲みましょ~』

『昨日、楽しかったね。
 めっちゃ酔ってたね(笑)
 次はいつ会える?』

…マッチングアプリの泥沼にハマった私。

やりとりしている人は常に5人以上。
利用しているマッチングアプリは10個。
会ってデートした人は22人。
ワンナイトで終わった人もいれば、
お付き合いに発展した人まで
いろいろいた。

楽しくお酒飲んでデートして
楽しいけど
なんかすぐ嫌になっちゃう。

結婚ってなったら、
この人じゃないって思っちゃう。

そんなことの繰り返しで、
なんだか疲れてきた。

友達は次々結婚しているのに。

なんで私にだけ良い人が現れないの!?

ダイエット頑張ってるから細身だし
エステ行ってて肌もつやつやだし
おしゃれにだって気を遣ってる。

私は何にも悪くない。
私のことを分かってくれない男が悪い。

みんなの旦那さんみたいな素敵な王子様、
早く迎えに来てくれないかなあ。

はあ。
とにかく疲れた。

ここまででお付き合いしたのは5人。
全員1か月、長くて2か月で破局。

アプリ、効率悪すぎ。
もっと一度にたくさん会える
婚活パーティーの方がいいのかも。

出会いの場を変えれば結婚できると思った私。
街コンジャパンの
月額1,980円で
婚活パーティー参加し放題プランに登録。

そして今度は
婚活パーティーの泥沼にハマっていった…。


27歳 ~婚活パーティーの泥沼~


土日はもちろん、
平日の仕事終わりにも行きまくった。

街コンだけだと参加者が被るので、
合間にIBJのparty partyにも行った。

土日は多い時で、
早朝、昼、夕方、夜の
4回参加することもあった。

しかし。

「全員顔タイプじゃないし、
 はじめましての挨拶でもうナシだわ」

「会話時間一人2分って。
 アリかナシかもわかんないよ」

「誰とも会話弾まなかったな。
 私ばっかり一生懸命話してバカみたい」

やけくそになってきた。
ほんっと良い人いない。
もうこれ以上、婚活したくない。

ここまでで
婚活パーティーへの参加回数は51回。

一回のパーティーで10~20人と会っているので
合計600人くらいと会ったことになる。

あの子は、
初めての合コンで知り合った人とすぐ結婚したよね。

あの子だって、
ずっと付き合ってた人と別れたけど
二回目に付き合った人と結婚したな。

600人に会っていい人いないって
私は相当、男見る目ない!?

次はもっと厳選して男選びするから
次付き合う人で最後にしたい。

自分にとって都合の悪いことを
すべて相手のせいにしていくうちに、
私はどんどん婚活をこじらせていった。


27歳 ~1回目の婚約破棄~


数打てば当たる精神で、
やみくもに婚活しまくる私。

そんな中、
マッチングアプリwithで出会ったある男性と
付き合うことに。

“ゆうくん”
34歳、私の7つ年上。
公務員で年収は700万円。
身長175㎝、ガタイが良くてぱっちり二重。

『まいこちゃんと趣味も合うし、話してて楽しいし、
ちょっと早いかもだけど、俺と付き合ってみない?』

2回目のデートで告白され、即OK返事。

えっ、もうこの人でいいんじゃない!?
条件全部私の希望に当てはまってるし!

仕事終わりに飲みに行ったり、
一緒に社会人バドミントンサークルで運動したり、
水族館行ったりディズニー行ったり。

確かに一緒にいて楽しいけど
なんだか違和感。

『まいこちゃんってすぐ謝るけど、
 ごめんねよりありがとうって言ったほうがいいよ』

「私は、ごめんねもありがとうも、
 どっちも大事にすべきだと思う」

『俺は友達は女でも男でも大事にしたいから、
 友達なら女と二人でも遊ぶよ』

「彼女がいるなら
 女と二人で遊びに行くなんておかしいよ!」

『いつも仕事の愚痴言ってるけど、
 自分で選んだ仕事なんだから頑張りなよ』

「愚痴聞いてほしいだけなのに
 なんで怒るの!?」

…デートしても喧嘩ばかりで話が噛み合わない。
いつも否定される。

でもこの人を逃したら
また婚活するのかぁ。

知らない人とメッセージから初めて
会う約束して
面倒くさい…。

ゆうくんが変わってくれれば、ゆうくんでいいのに。

彼が私に合う人間に変わっていったらいいな
と願いながら交際を続け、
半年後に彼からプロポーズ。

彼の両親にも会いに行って
住まいを契約して、
高額な家電一式と
高級ブランドメーカーのクイーンベッドも購入した。

しかし。

結婚準備はどんどん進んでいるのに
相変わらず喧嘩は絶えず、
彼への不満ばかりを訴えるようになっていった私。

次第にお互い心が離れていき、
結婚生活の想像がつかなくなり、
感情的に怒りをぶつけあいながらの別れとなった。

別れ際
彼からこんなことを言われた。

『まいこちゃんってさ、いつも、
 自分の“正しい”を押し付けてくるよね』

……グサッ。
心臓が突然ドキドキ大きく脈打ち、
全身が熱くなっていく感覚。

「そっちがいつも私の話否定してくるからじゃん!」

思わず全力で反論してしまった。

『ほら、そういうところだよ。
 俺の気持ち、聞こうとしないじゃん』

グサグサッ…。

今まで目をそらしていたけれど、
思いあたることがありすぎた。

彼の答えが、
私の欲しい言葉でなかったときに、
自分の考えを押し付けていた。

私は正しい、
分かってくれない彼が悪いと思っていた。

彼の考えや気持ち、
その理由を聞こうともしなかった。

悪いのは、私だったんだ。

自分が今までの恋愛で
どれだけ相手を傷つけてきたか、

自分のことを棚に上げて
どれほど相手にばかり求めてきたか。

幸せな結婚をするためには、
自分が相手に求めることと同じだけ
私も相手にギブしていかないといけないんだ。

婚活を始めて約2年。
付き合った人は8人。
彼の言葉でやっと気づいた。


28歳 ~結婚相談所へ入会~


自分の価値観ばかり押し付けてきた
今までの自分を変えたい。

選ぶより、
選ばれて結婚したい。

婚活への心持ちが変化した私は、
婚活パーティーとマッチングアプリでの婚活をすべて止め
結婚相談所へ入会。

活動開始2か月目で出会った、“けいくん”
3回目のデートで真剣交際に進むことになった。

真面目で勤勉、几帳面な彼は、
何事も完璧を目指して
一生懸命に取り組む一方で、

うまくいかないことがあると
すぐに悪い方向に考えてしまう性格だった。

「けいくんと結婚しても、
 辛いときに一緒に頑張れると思えないな」

そう感じていたのに
真剣交際に進んだのは
自分の軸が全くなくなってしまったから。

自己中心的だった過去の自分を
心底反省した私は、

「こんな私のことを選んでくれるのなら、それでいい」

「完璧な人なんていないから、
 どんな人でも受け止められるようにならなきゃ」

と、
結婚に対する自分の理想を
すべて封じ込めてしまったのだった。


28歳 ~2回目の婚約破棄~


けいくんとの結婚に前向きになれないまま
事は着々と進み、
交際6か月後に成婚退会することになった。

お互いの仲人さんに挨拶に行って、
帰りに婚約指輪を見に行って。

すぐに
私の実家へ結婚の挨拶に来てもらった。

しかし、

ここでまさかの展開。

挨拶や雑談の内容について
二人で入念に事前打ち合わせをしていたものの、
私の両親を目の前にして緊張してしまったけいくんは
全く喋ることができなくなり、
自分の名前も、勤め先も、出身地も、
自分から一切何も話せずに終わってしまったのだった。

私は両親から彼との結婚を猛反対され、
彼はその事実を受け入れることができず、
精神科で「適応障害」との診断を受け、
仕事も休職せざるを得なくなった。

自分の軸がない私は、
彼との結婚も
別れも
自分で決めることができず、
成婚退会後だったけど仲人さんへ相談に行った。

「あなたは、どんな結婚生活を送りたいの?」
「その理想の生活は、どんな人と一緒だったらかなうの?」
「そもそも、なぜ結婚したいの?」

仲人さんに質問されたけど
即答できなかった。


❝結婚した友達が幸せそうだから私も結婚したい❞
それしか考えていなかったから。

私の理想の結婚ってなんだろう。
今更だけど、ちゃんと考えてみた。

「これからの人生、パートナーや家族と一緒に
 困難を乗り越えながら成長していきたい」

「気持ちを受け止め合い、苦手なことは補い合って
 明るく前向きに生活したい」

やっと、自分にとっての理想が分かってきた。
じゃあ、けいくんとだったら、この理想の結婚がかなうだろうか。

…かなわない。

彼との結婚を決めるべきではない。

泣きながら、彼に別れを告げた。


29歳 ~結婚~


自分の軸を持って婚活すること。
軸に合った相手に選んでもらえる自分になること。

けいくんとお別れし
相談所に出戻った私は、
この二つを大事にしながら
お見合いや交際を進めていった。

1か月後。

会員限定パーティーで、
仏のような優しい表情をしているある男性と出会った。

2度にわたる辛い婚約破棄経験を
初対面なのについベラベラと話してしまった。

どんな過去も
どんな感情も

すべてまるっと受け止めてくれたその男性は、
まさに私の理想だった。

「この人を逃したら私は一生結婚できない」
「この人に選んでもらえる私になりたい」

彼の求める理想のパートナーになるために努力を重ねた結果、
交際1年後に結婚。

結婚後は
さっそく様々な困難にぶつかっているけれども、
お互いの気持ちや考えを大事にしながら一緒に乗り越えている
この感覚は、
私がずっとほしかったものだ。


30歳 ~婚活サポーターになりたい~


婚活こじらせ女子が
見事に成婚まで至ったこと自体はハッピーだが、
過去の辛い経験は
まだまだ心に刻まれている。

「あの時は辛かったけど、
今はこうして理想の人と結婚出来て良かった」

その一言で終わらせたくない気持ちが湧いてきた。

この経験を
婚活に悩む人たちのために役立てられないだろうか。

婚活にかける時間を減らして、
その分
結婚生活や子育てに時間を使える人が増えるように、
私に何かできることはないだろうか。

そんな思いが強くなってきた。

さんざん婚活をこじらせてきた私が
最終的に結婚できたのは、

結婚に対する自分の軸を見つけたから。
軸に合うパートナーに選んでもらえる自分になったから。

結婚に必要なのは、
『婚活軸』だ。

婚活こじらせ女子だったからこそ生み出せた
短期成婚を目指すための
『婚活軸づくり』。

これをオリジナルのサポートとして
たくさんの人に提供したい。

この気持ちを夫に話すと、

「いいじゃん!すごく向いてると思うよ。
 結婚相談所をやってる企業に転職するってこと?」

とても前向きな言葉をくれた。

大手結婚相談所に転職か…。
それもいいけど、
大手企業はすでに決まったサポート内容があるだろう。

私は、
『婚活軸』を大切にしたオリジナルのサポートがしたい。

過去のこじらせ経験をもとに、
私だからこそ伝えられるアドバイスを提供したい。

これは
大手結婚相談所に転職しても叶わない。

やるなら
自分で開業したい!

夫の言葉で、
私は決まったサポートを画一的に提供するのではなく、
ゼロから自分で創りあげていきたい思いに気づいた。


30歳 ~結婚相談所 結lightを開業~


「結婚相談所を開業したいけど、
今の仕事も辞めたくない…」

当時私は
社会福祉士として、
企業で働く障がい者をサポートする仕事をしていた。

「困っている人の役に立つ仕事がしたい」

との思いで、
大学を卒業してから1年間
アルバイトをして学費を貯め
その貯金で福祉の専門学校に行き取得した
社会福祉士国家資格。

今までも

困りごとを抱えている高齢者
施設で暮らしている障がい者
発達に課題を抱える子どもたち

など
たくさんの人たちと関わり、
目の前の人に自分ができることを考え行動に移す
社会福祉士としての仕事を、
誇りとやりがいを持って続けてきた。

当時関わっていた
障がい者雇用で働く社員たちとも
とても良い関係を築けていたし、
このままこの仕事を
ずっと続けていきたいと思っていた。

でも。

「結婚相談所を開業して
婚活サポーターになりたい」

この夢をどうしても叶えたい。

副業ではなく
本業として

人生をかけて
幸せな結婚を生み出していきたい。

社会福祉士としては働けなくなるけど、
困難を抱えるたくさんの人々に寄り添い
サポートしてきた経験を
婚活支援でも活かせばいいじゃないか。

そう思うようになり、
長年就いてきた社会福祉士としての仕事を辞め

結婚して約9か月後に
結婚相談所 結lightを開業した。

『結light』には

“結ばれたふたりの未来が
明るく輝いていますように”

という意味が込められている。

結lightが他社と最も違う点は、

結婚に必要な『婚活軸づくり』を提供していること

婚活者の悩み、不安、葛藤、期待を
誰よりも深く理解し
気持ちに寄り添える
こと だ。

私のミッションは、

『結婚することで
 今よりも幸せに生きる人を増やすこと』。

そのために

『一人でも多くの成婚者を生み出すこと』

が今の私の目標です。

ここまで読んでくださった
あなたに。

どんなに困難な状況にあっても

諦めなければ

あなたはあなた自身を変えることができます。

今まで誰にも分ってもらえなかった思いを

私が受け止めます。

勇気を持って

まずは一歩を。

私が伴走しますので

安心して走り出してください。

最後までお読みくださり
ありがとうございました。

婚活や恋愛についてお悩みの方、
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください(^^)

☆結婚相談所 結light(ユライト)HPはこちら


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