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朝ドラ初心者、 #おちょやん にハマる。

【ご報告】
私事で大変恐縮ですが、NHK連続テレビ小説、通称・朝ドラを28年間生きてきて一度もまともに観たことがなかったわたくしですが、ついにこのたび『おちょやん』にて朝ドラ(視聴)デビューしたことをご報告いたします。

▼公式サイト

成田凌、エゴサしてるってよ。

はじめに白状しておきますと、私、成田凌さん見たさに『おちょやん』を拝見しております。いや、きっと私だけじゃないはず。

成田さんが演じているのは主人公・千代の伴侶となる喜劇役者・天海一平。この一平くん、最初は頼りないのかと思いきやなかなかやってくれる奴でして。女好きの遊び人ではあるようですが、まあ何しろルックスが成田凌ですからね。納得せざるを得ない色男です。飄々とした様子を装いながら生い立ちに影があっていつも憂いのある雰囲気を醸しているのがグッとくるポイント。

で、その成田さんがラジオに出演されました。天下のオールナイトニッポンです。根っからのラジオっ子のわたくし大歓喜。正月の楽しみは逃げ恥SPと成田凌ANNでした。もう1月の残りは消化試合よ。

1/5(火)25:00〜27:00に年始特番で放送された成田凌オールナイトニッポンですが、そこで衝撃の事実が発覚しました。


成田凌、おちょやんエゴサしてるってよ…………?

成田凌、おちょやんエゴサしてるってよ!?!?!?


わたくし、物語にハマりつつもだいぶ天海一平(成田凌)への重ための愛をぶつけるようなツイートをしてきた自覚があります。

ご本人の目に触れたかどうかは分かりませんが、エゴサーチという可能性があったなと。大変申し訳ない。不覚でした。これからは心を入れ替え、最後まで気合いを入れて「一平がかっこよかった」と呟いていく所存です。どうかたくさん出てください。何卒よろしくお願い申し上げます。

おちょやん、ここが面白い。

貧しい家に生まれた竹井千代(杉咲花)が芝居の世界に飛び込み、喜劇役者として成長し、のちに「大阪のお母さん」として名を馳せる女優として活躍するまでを描いた物語。モデルは浪花千栄子さん。前述の天海一平(成田凌)のモデルは2代目渋谷天外さん。

詳しいあらすじはこちらをご覧くださいませ。

物語をとにかく引っ掻き回すのが千代の父・テルヲ(トータス松本)です。借金で首が回らなくなって娘を奉公に出すし、金はせびるし、テルヲが出てくるとTLが阿鼻叫喚。今週も暴れています。彼が登場するだけで絶対にヤバい事件が起きるとんでもない父親です。外面だけはいいのが厄介だけど非常にリアルな描写です。

「やっぱり家族だから」、「家族愛」でめでたしめでたし、にならないところが『おちょやん』のいいところだと思っています。家族の呪縛は現代においてもとても強いものです。でも、血が繋がっているからこそ簡単には切り捨てられず苦しいこともあるでしょう。千代の生きた時代を考えれば、血の繋がりという呪縛、親の呪縛から逃れられない人はその苦しさを声にすることさえ許されなかったはずです。

それでも千代は「うちがあんたを捨てたんや」とテルヲに言い放ち、道頓堀という居場所が、家族ができました。千代のカラッとした振る舞いにも救われます。たぶんまだまだ呪縛に苦しめられるのだと思いますが、こういった家族の描き方はまさに令和時代の朝ドラだなと感じます。

その一方でテルヲをクズの一言でおさめたくない気持ちもあります。今も昔も社会から一度こぼれ落ちた人が這い上がってくるのは難しいものです。そして、そういう人間に対しては世間も冷たい。もちろん本人が自堕落な生き方をしているのは確かだろうからテルヲは大阪湾に沈めたくなるけれど、その背景には何があったのかな……と考えてしまいます。

それから、劇中劇黒衣のナレーションもこのドラマを盛り上げるのに一役買っています。千代や一平が板の上で放つ言葉は物語全体を示唆するものだったり、黒衣のツッコミに千代が反論したり。私たちが観ているのは主演・竹井千代の喜劇『おちょやん』なのだと分かる演出です。

そしてこの演出のおかげで花ちゃんの「下手な芝居」の芝居の巧さも堪能できます(ややこしい)。下手な人の真似って、自分が上手じゃないとできないことですよね。

メタっぽい演出は好みが分かれるところかもしれませんが、上方演劇のことをよく知らない私にとっては黒衣のナレーションはありがたいですし、朝ドラ初心者には優しいなと思います。

あと、オープニングがいい!!!!!!秦基博さんの優しい歌声に癒されるしイラストが可愛い。これだけでも観てほしいです。

#おちょやん のつぶやきが止まらない

最後に、私の一平への愛が強めなつぶやきたち(ごく一部)を晒しておきます。一応名誉のために言っておくともう少し真面目にストーリーについてつぶやいている日もあります。一応。

怖。子供時代が終わって大きい一平が初登場した日ですね。ちなみに小さい一平の中須翔真くん、素晴らしかったです。所作がイケメンのそれ。将来が楽しみ。

うん。まあこれは道頓堀編の名シーンなので仕方ない。ギリ許す。

うん。分かったって。

それから、おそらくこれは全国民が待っていたと思うんですが、京都編には若葉竜也さんというとんでもねえ役者が登場しまして。若葉竜也と成田凌といえば、マモちゃんという沼でおなじみの『愛がなんだ』での共演です。

まさか朝ドラでこの2人が杉咲花を取り合うことになろうとは……大変ありがとうございます。

花ちゃんが若葉さんと成田さんについてコメントしたりしていてね、なんかもう本当にありがとうございます。

もはや生きる理由。

素晴らしい台詞を一平に与えてくださってありがとうございます。

おちょやんです。

『愛がなんだ』をご覧ください。なお若葉竜也主演、成田凌も友情出演、今泉監督の映画『街の上で』は4月9日公開です。ぜひ、ご覧ください。私も観ます。

以上、何がなんだかよく分かりませんが、おちょやんを楽しく観ています、というお話でした。

▼こちらではたまに映画の感想&考察を書いています。


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