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『セルフドリブン•チャイルド』を読んで


久しりぶりに
子育てに関する本で良いものに出会えました
夫にもシェアしたいから英語でも購入
(仏語バージョンないのが残念)

ウィリアム・スティクスラッド、ネッド・ジョンソン著 依田卓巳訳
『セルフドリブン・チャイルド 脳科学が教える「子どもにまかせる」育て方』

こんな子育てしたかったんだ
ってふと立ち止まらせてくれた本

私は息子ブブに
自立した人間になってほしいと願っています
なんでもかんでも一人でできる
という意味ではなく
多様な見かた、選択肢があることを認識し
そのなかで
その時の自分が最善だと思う選択をしてほしい
親はそのお手伝いをさせてもらいます
という感じの見かたです
本書でいう
子どもが自分の人生に「コントロール感」を持つこと

もう一つは
子どもは将来「他人」となり
自分の人生をその人自身で切り拓いていく
ということもよーく理解しているつもり
親としての私の責任は
彼が独り立ちできるためのスキルや知識
道徳心を培うお手伝いをする
本書で言う
「親は子の上司や監督ではなく、コンサルタントの役目を」
私としてはファシリテーターくらいが良いのではと思います
どちらにしても縁の下の力持ちには変わりないですね

これはユネスコでお仕事していた頃から大切にしていたこと
当時は、いわゆる発展途上国の公教育以外の場で
学習機会を設けるノンフォーマル教育のプロジェクトが多く
トップダウン型であれを学べ、これを学べではなく
 自分の生活にある課題
 今後どうやって暮らしていきたいのか
 自分がどう感じているのか
 他の例はどうなのか
 どういう選択をしたいのか
など生活に密着した学びを大切にしていました

当時はここまで考えていなかったけど
そういう自分自身のかけがえのない「いのち」を
どうやって全うしたいのか
と考える場を大切にしていたのだと思うます

「コントロール感」の話しでいうと我が家でも
例えば
その日着る洋服や明日の朝ごはんに関して
二択でどちらがいいか聞き
そんな簡単なことから
自分の意思を持つことの練習をしています

この本を通して自信をもらいました
子どもに任せても大丈夫
(すごく簡単な例でいうと、将来「宿題しなさい」って言わなくても大丈夫)
言われないとできない子を育てるのではなく
現状を把握し、どの選択をしたいのか決断できるようにすることが大切だよ
と安心感を得ました

もちろん子育ては本に書いてることが
全てできるとは限りません
でも大事な軸を忘れないことが大事だと思っています


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