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先取り養生で、季節の変わり目に勝つ!【くー先生となみみの相談室#007】

あなたが風邪をひきやすいのは何月? 自分の1年のサイクルを知ろう

こんばんは。maison de megriのなみみです。

養生漢方コンシェルジュ なみみ
関西在住、50代現役看護師。二児の母。好奇心旺盛。
30代半ばで離婚を機に看護学校へ入学したツワモノ。精神科ナース経験からくるホスピタリティはめぞめぐメンバーお墨付き。子育ても落ち着いた今、更年期の悩みなどをきっかけに、仲間とmaison de megriを立ち上げる。

皆さんは「毎年〇月に体調崩すなあ」と感じたことはありますか?
先日の漢方相談でくー先生に聞かれて「そう言えば、毎年風邪をひいている月があるぞ!」と気付きました。そして毎年、ぎっくり腰になる月も・・・
これって何故? 今日の相談室へどうぞ!

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毎年3月に風邪をひく理由

くー「なみみさん、まだまだ寒いけれど風邪はひいてませんか? 」

なみみ「はい、先生。私、寒いときは意外と風邪ひかないんです」

くー「そうですか。なみみさん、一年のうちで『この月にはこんな不調が出る』と感じたことはありますか」

なみみ「そういえば・・・私毎年3月に風邪をひいてます!6月にはぎっくり腰です。これって何故なんだろう」

くー「1年の中で不調が出てくるサイクルがあるんですよ。体質によってもそのサイクルは変わってきます」

なみみ「先生、私のサイクルって・・・?」

くー「なみみさんは1月はお正月の暴飲暴食でもともと弱かった胃がますます弱っていました。2月の相談の時には体の冷えが強くなっていました。
胃の弱りで食べたものがきちんとエネルギーにならず、血も水もめぐらなくなった所に(相談室#005)冷えが強くなり、じわじわと3月の風邪に向かっていく、という感じでしょうか(笑)」

(食べてる時は養生を忘れてるの)

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ナミミ、ダメダメデス

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不調のサイクルを知るとぎっくり腰の理由もわかる

くー「なみみさん、今のように自分の1年のサイクルを知っておくことはすごく大事なことなんです。来年からは1月は食べ過ぎないように注意することができるし、かき氷を食べるときは温かな飲み物と一緒に・・という風に不調が起きないように心がけることができますよ」

なみみ「そうですよね。でも私の友達は冬にぎっくり腰になる人が多いのですが、何故私はいつも6月なんでしょう?」

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くー「お友達はきっと『冷え』からくるぎっくり腰だと思います。なみみさんは体の中に『湿』(※)がたまりやすい体質でしたね。湿気が増えてくると、関節内にも水を引き込み、それがぎっくり腰の原因になるタイプの人なんです。それぞれの体質によって不調のサイクルは変わってきます。自分の体質を知り、養生することで快適な1年を過ごすことができますよ」
(※湿(しつ)…体に不調を起こす要因の一つ。湿気の影響を受けて悪化しやすく、鼻水やむくみの原因にもなる。)

なみみ「はい!先生。今日は自分の1年のサイクルについて考えることができて良かったです。私、もう一つ6月のぎっくり腰の理由、思い当たりました!(得意顔)」

くー「ほほう、それは何ですか?」

なみみ「これです!(満面の笑み) 暑くなったら、これですよね!」

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くー「なみみさん・・・お酒は湿気を溜めるのと冷えるのとのダブルパンチですよ(笑) 」

今日の相談室から伝えたかった事

自分の毎年の不調のサイクルを知っておくと、その前に養生で不調を食い止めることができます。春のために、ひとつ前の冬の季節から冷やさず、エネルギーを消耗せず春に備える。夏にバテないために、春の養生をする。「今」の養生も大切だけど、一歩先を見越した養生も頭の片隅に置いて、快適でごきげんな一年を過ごしましょう。


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