見出し画像

ゴミ拾いが好きになったきっかけ

海が汚れている。この現状が県外の人だけでなく、県内の人にもなかなか知られていない状況に非常にもどかしさを感じた。私は昔から環境問題に対する関心があったが、今年まで行動をしなかった。なので、現状を知らない人を攻めるつもりは全くない。今まで私も教科書や写真で"キレイ"な海しかみたことがなかったし、実際にそこら辺にあったゴミは手に汚いバイ菌がつくのが嫌だったから拾おうと思わなかった。

拾ってみたいと思ったきっかけは "汚れた" 海の写真をSNSでたくさんみたことだ。仲の良い友達が毎日のようにインスタに写真を更新していて、いつも「環境にいいこと」をしてるなと思いながらみていた。その友達はすでにビーチクリーングループに所属していて、毎回ゴミ拾いをしている姿や海の光景を投稿していた。毎週のように載せていたため、思わず自分も海に行きたくなりビーチクリーンイベントに参加することになった。

最初はグループの人とちゃんと話せるかが心配で、自己紹介のみで会話が終わるかと思っていた。だが、「環境にいいことをする」という共通の意識からか自然と会話が弾み、気がつくと前から友だちだったのかのように話すことができた。そして私はビーチクリーンの活動自体も楽しみ、ビーチクリーングループ「なみたち」にすぐ入った。

笑いながら無意識にゴミを拾っていて、「環境にいいこと」をしながら、人とコミュニケーションをとったり繋がっていくことが大事だなと思った。そして「環境にいいこと」をしたいからするのではなく、その活動自体を楽しむことによって自然と環境問題について興味を持ち始めるし、自然とビーチクリーンの活動自体が好きになることに気づいた。

海岸に漂着しているゴミを出したのは自分ではないかもしれない。しかし、目の前にゴミが広がる景色を見て、何もしない自分に少しもどかしさを感じ拾いたくなる。一人一人の力は微力かもしれないが、その一人の行動は大きな影響力を持つと私は思う。そしてその行動が、それを見た他の一人の行動へと繋がり、いずれ大きな力になると信じている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?