大きな風が吹いている【エッセイ】
生き方が不器用だ。
我ながらたどたどしく人生を歩んできたものだと思う。なぜそう思うか。
ひとつ:遠回りが得意技。
…道草してなんぼ。だいたい寄り道せずに帰れない。
ふたつ:思考は高速、体は硬直。
…思考ばかりが先に行ってしまい、体は逆に止まってしまう…笑
ほんとギャグみたいな。
みっつ:人のエネルギーに恐ろしく敏感。
…人の機嫌に左右される。
よっつ:人との境界線がよくわからなくなる。
…身近な人が怒られているのは、ほぼ自分が怒られている気分になったり。
エネルギーを受け取りやすく影響を受けやすいので、周りに悪い人ばかりだったら、今頃とんでもなくヤバい人になっていたかもしれない…!
ここにあげた項目も、4つというところがまたなんとも不器用だと思う。
3つとか、いい感じにできなかった。
そんな自分が大嫌いだった。
鏡に映る顔を見るのも嫌だった。
そうしていたら、20代後半、ついに心が弾けた。破れた。
自分を嫌うのも限界に達した。
でも。
弾けたあとの世界は優しかった。
コンビニの店員さんにちょっと優しくされただけで、お店を出た後は一人で泣いた。
仕事のお昼休憩にはいてもたってもいられず、イヤホンでブルーハーツを聴きながら、時間の許す限り歩いた。
寒い日に公園で一人コンビニおでんを食べながら川を眺めた。
そんなことを長いこと繰り返した。
そのうちに、職場の周辺に詳しくなった。
カッコいい大人の集まるご飯屋さんを見つけて、その人たちの話を聞いた。
その度にほんの1ミリずつ、世界が、視野が、広がりを見せた。
自分の変化も感じた。
だからこそ今は、自分自身が変化することも、全ての人やものも良い方向へ変化する余地があることを心から信じている。
知っている。
変化は順風満帆ではなく、停滞したり進んだりでも、着実に望む方へ歩める。
そしてつい先日は、今学んでいるアーユルヴェーダのオンライン交流会に参加。そこで受け取ったものがすごく大きかった。
人と自分の考え方の違いを体感し、物事は捉え方によっていくらでも変えられると知った。
すぐやることの大切さも思い知った。
なので今こうしてすぐ書いてみた。
一歩踏み出したら、大きな風が私の周りに渦巻いた。その渦中にある。
※参加した交流会の主催者である、まみさん✨
※同じく交流会に参加された、みきさん✨
ありがとうございました✨
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