映画トラペジウム2回目
まさかの、2週目の2回目でした。
原作も、読了しました。
まぁ、来場者特典に釣られての2回目でしたが、それでも良作で気に入らなければ2度目はありませんから、そう言う事であります。
トラペジウム
外のポスターが、無くなっていました。
大型連休明けにしては、新規公開作が多いみたいです。
肝心な入りは少な目でしたが、上映開始が12:15からでしたし、上映回数も確保されていましたから、何とも言えませんね。
[雑感]
初見では無かったですし、原作も読みましたから、すっかり作品の解像度が上がっていましたから、ある意味余計な雑念も無く観る事が出来ました。
アイドルものだと認識するから齟齬が生まれ、強烈なインパクトに打ちのめされてしまったのでしょう。
知らんけど。
東西南北(東ゆう、大河くるみ、華鳥蘭子、亀井美嘉)4人の、真の友情と絆を確立する物語とすれば、中々ハードな部分もありましたけれど、理解が進むかと思います。
ゆうが同士を求めていたなら、計画を話していたでしょうし、勿論計画の為に自分に無いものを埋める人選であったとしても、それでも無意識に友人を求めていた様にも思えました。
皆夫々に、親しい友人の存在を、感じる事が無かったですね。
唯一の例外は工藤真司でありますが、彼はあくまでも黒子に徹していましたし、それ以上を望んでいた訳でも無いでしょう。
結局、タイトルが全てを物語っているのです。
意味を知らないまま、最初に観た後に検索して、軽く鳥肌ものでした。
(原作にはしっかり意味も記されています)
ゆうがグループアイドルでデビューを目指すと言うのは、ソロアイドルが絶滅危惧種の時代としては、理に適った王道である筈ですが、その作品主題歌をソロアイドルVチューバーが担うのも、ちょっと面白かったですね。
名前からの起用でしょうけど。
今や、ソロアイドルはVチューバーかゲームやアニメの世界が主流ですし、それも厳密には作品パッケージ等のグループに所属してるとも言えるので、風前の灯火であるのは確かです。
そんなこんなで
初見の衝撃から、原作を手に取って、1週間あれこれ考えた挙げ句に、2回目があるとは、映画は一期一会であって、劇場2回目は無いのが基本としている私としては、とても良い出会いだったのかなと思っております。
尚、一期一会については、例外もそれなりにあります。
とは言え、この作品がアニメーションで無ければ観る事は無かったでしょうし、且つCloverWorks制作で無ければ同様だったと思われますから、当然原作に触れる機会も無かったと思うのですね。
ホント、縁と言うものは、不思議なものです。
(了)