40代を健やかな身体で迎えるために。ヨガ、はじめました。

35歳を過ぎてからというもの、身体のいろいろな変化を感じる。
そしてその変化というものはネガティブなものが大半を占める。

風邪をひきやすくなったし、頭や肩のこりが慢性的につらい。
また体重は変わらないにも関わらず、明らかに全身のシルエットが崩れてきた。

そんな様々な変化の中でもやっぱり辛いのは、「疲れやすくなった」ということ。
身体が疲れると心まで弱くなってしまう。
このままではいけない・・と思い続けているものの、運動習慣を身につけられないでいた。

そのような中、noteやvoicyでフォローしている方々が揃いも揃ってヨガを熱心にされていることに気がついた。

「そんなに良いのなら一度体験だけでもいってみるか・・。」
そう思い立ち、前々から気になっていたヨガスタジオの体験レッスンに週末参加してきた。

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自宅から自転車で20分のところに、そのヨガスタジオはある。
背の高い街路樹に囲まれた、こじんまりとした平屋のスタジオで、前々からいい感じだな・・と気になっていた。

建物に入って受付で簡易な手続きを行う。
オノ・ヨーコの様な黒髪ロングヘアで、素敵な丸眼鏡をかけた受付の女性が対応をしてくれた。フランクな感じが心地よく、なんだかこのスタジオとは仲良くやれそうな気がする、と思った。

今回は初心者なので「リラックス・ヨガ」というクラスに参加した。
初心者向けだから大丈夫だろう、と思ったが、これが意外と難しい。
膝を伸ばしきれなかったり、足の裏が床にぺたっとつかなかったり、
「そんな動き誰でもできるでしょ。」と思う様な動きが案外、とれない。
一つひとつの動作も固く、まったくスムーズに動けない。

けれど、この「出来ない」という感覚も面白い発見だな、と思った。
この不恰好な自分の身体の動きが、数ヶ月後にどのような変化を遂げるのか。
それを実感してみたいと思った。

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ヨガも終わりに近づき、少しづつ太陽が傾き始める気配を感じた。
スタジオの2面は全面が窓になっており、薄いレースカーテンがかけられている。
レース越しに見える街路樹が、太陽の光を浴びて深い緑に染まっていた。
時間がゆったりと流れて、冬の午後の太陽がぽかぽかと暖かくて、
「あ〜〜この時間、好きだなぁ・・」としみじみ思った。

レッスンの最後、亡骸のポーズ（「シャヴァーサナ」と呼ばれる仰向けの状態）で横たわる時間があった。

目を閉じていると、何やら手のひらに冷たい感覚。
見るとインストラクターの方が参加者の手のひらに、瓶から１滴づつ何かを垂らしている。

少し経ってから、なんとも言えない良い香りがしだした。爽やかで、けれどその中にほんのりと甘やかな香りが残る。

アロマオイルだった。
その香りはじんわりじんわり広がって、最後はその香りで全身が包まれたかの様な心持ちになった。あまりに心地よくてうっとりしてしまった。

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ヨガのプログラムは1時間で終了。
受付で定期契約の手続きを行なってスタジオを後にした。

近くの公園で過ごしていた夫と娘と合流する。
夫に定期でやることを伝えると
「いいじゃん！やりなよ」とポジティブな反応を返してくれて嬉しかった。

少しずつ、少しずつ。これからの生活を健やかに暮らしていける身体をつくっていきたい。

それでは、仕事いってきます。
良い一日を。