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母と「分かり合えなかった」理由

子育てって科学×占星術でもっと楽になるよね。
さらにゲーム的な要素も足すと、なんか楽しくなるよね。
というのが、「天才脳クエスト」で伝えたいことだったりします。

なんか、真面目に子育ての発信をしている方からすると、「なんでもごちゃ混ぜで見境いないな、君!」と怒られてしまいそうですけれど、ここに至ったのは深い訳がありまして。


私自身が、自分の母と向き合うのに
科学×占星術
が、とても役に立ったんです。

「私は私、あなたはあなた」

心理学・脳科学を学んで子育てが当社比50倍くらい楽になった頃。同時に生まれたのが「母の言動への戸惑い」でした。

自分が使う言葉が自分の感情なり、現実なりをつくっていく
という教えに傾倒していた当時の私からすると、「足りていない部分」に目が行きがちで、ネガティブな発言が多い母に、もどかしさを感じることがあったんです。


それこそおせっかいにも「お母さんも、もっとポジティブに考えたらいいのに」なんて思っていました。
時には「ネガティブな言葉を自分の子どもたちに聞かせたくない」と、母から少し距離をとったこともありました。

いつの間にか私自身「ポジティブ信仰」に陥ってしまって、「ポジティブじゃないとダメだ」みたいな感じになっていたんだと思います。




そこから、色んな人と出会って、知って、学んで、「ネガティブもポジティブも、全部ひっくるめて『自分』なんだよな」ということが理解でき始めた頃。


やっと母のことを「ネガティブもポジティブも、それが母で、私とは違う一人の人で、分かり合うのは難しいかもしれないけれど、『お宅はそうなんですね』と、認め合えればいいや」と思えるようになりました。

まさに「私は私、あなたはあなた。違っても別にそれでいい」時代の到来です。


そりゃ分かり合えないわ!

ただ、自分に余裕がある時はそう思えるけれど、疲れている時、しんどい時なんかは、どうしてもそう思えないことがあって。
対策として「自分に余裕がある時だけ母のネガティブ発言を全力で聞く」なんてことをやりましたけれど、あともう少しで腹落ちできそうなのに、なにが足りないのかなぁ、と考えていました。


そこで登場したのが科学とは対角線に鎮座します「占星術」なんです。


太陽星座※で見ると私は水瓶座、母は魚座。

※太陽星座は●月●日生まれの人は●座!というアレです。
自分の生まれ持った星の性質(星質)のほんの一側面に過ぎなかったりします。



簡単に性質を言うとこんな感じ。

水瓶座:理性、自分の頭で考えたい。博愛主義で誰とでもフラットな人間関係を築ける。束縛されるのは苦手。

魚座:感情、相手との間に壁をつくらない。共感力抜群。「ズッ友!」的なパートナーがいると安定しそうな感じ。(それが友達でも恋人でも親子でも)


いや、真逆やん。
と、星を詠んで思わず吹き出したのを覚えています。

束縛されたくない私と、赤い糸で結ばれるかの如く寄り添いたい母。
頭で考える私と、感情で動く母。

これが分かった瞬間に、今まで悩んでいたことがぜーんぶ吹っ飛んだ感じで。


ああ、そりゃ分かり合えないよね、と。

だって、大事にしていることが全然違うんだもの。

星質を知って過去を振り返れば、もう、納得しかなくて。


私は母に良く
「あなたは冷たい」「なんでそんなにドライなの」
と、ため息をつかれていました。

私からすれば「母の気持ちだし、母の人生だから自由にしたらいいのに」とフラットに、心からそう思っていたのですが、母からしたら多分、物足りなかった。



そっか、大事にしているものが違うんだ。
いい悪いじゃ、ないんだなぁ。

ここでやっと、「私は私、あなたはあなた」に一つの答えが見えた気がしました。


「私と同じ」はもはや奇跡

「あなたのことが全然理解できなかった」と、母が教えてくれたことがあります。
母親なのだから、あの子のことを一番分かっていなきゃいけないのよ、そんなふうに当時、祖母から言われたそうです。
そうか、私はお母さんなんだから、この子の一番の理解者でいなきゃ!
愛情深い母はきっと、そう思ったんじゃないかな。

受け継いでいるものが確かにある。
だから似ているところもきっとある。
でも、2つの遺伝子がミックスされた時点で、もはや全くの別人なんですよね。

まったく別人の中に、「あ、ここ私と同じ」を見つけるから、嬉しいんじゃないかな。
まったく別人の中に、「あ、ここ私と似てる」を見つけるから、愛しいんじゃないかな。

「分かり合えない」のがデフォルトで、そこに「加点方式」で子どもを見れたら、もっと楽なんじゃないかな。

そんなことを思います。

お読みいただきありがとうございました。

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