「なんで私ばっかり!」があらわれた!
子育てアストロロジー研究家のみずもとまいです。
ご縁をいただき本当にありがとうございます。
半分が「やさしさ」でできているバファリンのように、子育てのイライラの半分は「夫へのイライラ」かもしれない、と思うことがあります。
それは私の実体験もあるし、たくさんのお母さんとお話ししていて感じること。
「私は、子どもへの接しかたを変えようと勉強して努力しているのに、夫はなにも変わらないんです。それどころか『そういうの、やめて!』と言いたくなるような言動を子どもにする。本当にやめてほしい」
「私だって好きで家事をやっているわけではないのに。私が家事をしている間、ソファに寝転がってスマホゲームをしている夫を見ているとすごく腹が立ちます」
私もこの気持ちには心当たりがあって。
かつても、そして今もたまーに、思います。
「なんで私ばっかり!」
って。
相手は簡単に変わらない。じゃあ、どうする。
かつての私がそうだったのですが、私はこういう時
「相手に変わって欲しい」
と思う質(たち)でした。
今もたまに思うことがあるけれど、色々学んできた結果、やっぱり、相手を変えるのは難しい。
もちろん、自分の言動が相手を変える「きっかけ」になることがあるので、言葉で、行動で示していく価値はあります。
良く言う「背中で見せる」のもいいですし、本当にしんどい時は「腹を割って話し合う」のもあり。
背中で見せる、は消費するHPが少ない分、相手へのインパクトは弱い。
(相手にドーン!とぶつかるわけではないですからね)
腹を割って話し合う、は消費するHPが多い分、「背中で見せる」よりは短期集中で一気に事態が動くかもしれない。
強い魔法を使おうと思ったら、それだけ多くのHPを必要とする。
大きな結果を求めようと思ったら、それだけ多くの労力が必要になる。
等価交換なのはゲームも人生も、たぶん同じ。
話がそれましたが、それでも、最終的に「変わろう」と相手が受け入れてくれない限り、言葉も、行動も、響かない時があります。
そして、多くのお母さんがこのことを「学習して」知っているから、「どうせ言っても無駄よね」と諦めたくなるのかも。
そんな弱っている時に出てきやすい自分の心の魔物が「なんで私ばっかり!」なんですよね。
だから、私たちは瞬間的にコイツを制御する方法を知っておくと、幾分か心穏やかに過ごせるのかもしれないな、と思います。
「なんで私ばっかり!」があらわれたらこの呪文を唱えよう
ということで、もしあなたが魔物「なんで私ばっかり!」に遭遇したら。
クエスト風に言えば、こんな呪文を唱えるのはどうでしょう?
①「ホントニソーウ?」
「なんで私ばっかり!」があらわれたら、「ホントニソーウ?」(本当にそう?)と自分に聞いてみる。
なんで私ばっかりやらないといけないの?頑張らないといけないの?
そういう時って実は、「やれ」とか「頑張れ」って、誰からも言われていないことが多い。
自分が一番先に気づいちゃうから
放っておくと自分が気になるから
自分がやったほうが早いから
そんな「自分の理由」で動いていることがあるんだと思います。
もちろん、自分だって好きでやっているわけではないけれど、でも。
無意識だったとしても、最終的に「やる」と決めたのは自分で。
ここを「意識してやれるかどうか」で、感じ方がちょっと変わるのではないかな、と。
どういうことかというと
「ああ、嫌だなぁ、やりたくないな。なんで私ばっかり!」とただ、頭の中で恨み言を唱えながら、「やらされている感覚で」やるのか
「ああ、嫌だなぁ、やりたくないな。なんで私ばっかり!じゃあ、どうする?やらないで放っておく?・・・うーん。でもそれも嫌だなぁ。仕方ない、やるか!」と、問答した上で「自分で決めて」やるのか
すごく細かいことだけれど、この違いって自分の納得感のレベルに差が出るように思います。
自分で決めたことは「しゃーない」ってちょっと割り切れたりするから。
この呪文は使う自分にも多少ダメージがあります。自分で「決める」時は、ちょっとヒリヒリします。
でも、これが使いこなせるようになると「誰かに振り回されている」感覚が減ってくる。なので、どの魔物にも基本有効です。
②「レベルアガッタ」
とはいえ、そんなに簡単に割り切れない「気持ち」もあるわけで。
もう一つおススメしたい呪文が「レベルアガッタ」=「レベル、上がった」です。
自分で決めたことだけど、好きでやっているわけではない。
でも、仕方ない・・・やるかぁ~・・・
と、行動する時に仰々しく手を合わせてこう唱えてみる。
「あ~、私、今レベルアップしちゃった」
嫌なこと、面倒くさいこと、そういうものから逃げずに、向き合っている自分はすごい。
「当たり前のこと」なんかじゃない、日々自分に襲い掛かってくる小さな心の魔物をバスバス倒して、家庭の平和を守っているんだ。
自分へのそんな「お疲れ様」を込めて、「レベルアップおめでとう」の気持ちを込めて「レベルアガッタ」と呟いてみる。
誰もほめてくれない。
誰も「頑張ってるね」って言ってくれない。
「ありがとう」って言ってくれない。
だから、人からほしい言葉を、自分で自分にかけちゃう。
攻撃魔法、というよりも心に寄り添う「回復魔法」みたいな感じです。
呪文を唱えるのに合わせて、実際に「レベルアップした時のごほうび」を用意しておくのもおススメ。「10レベルアップしたら、家計でちょっと高めのチョコ買ってやろう」みたいな感じで、自分でイベントをつくっちゃう。
これも、「子育て」「人生」という何が起こるか分からないクエストで、突発的な事象に心が乱された時に結構つかえます。
ということで、もしあなたの心に巣食う魔物「なんで私ばっかり!」が出てきた時は、2つの呪文で撃退してみてください。
あなたの頑張りを、一番知っているのはあなただってこと、忘れないであげてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
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