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暖房我慢大会

我慢、という言葉はかなり苦手だ。「がまん」。ひらがなにしても、ぐっと詰まる感じがして、からだやこころが縮こまっちゃう感じがする。もちろん、しなきゃいけないときはするのが人生ですけれども……

さかのぼること2ヶ月前。電気代をスマホで確認できるので、12月分のを見てみると、11月よりぐんと高くなっている……! たぶん暖房をつけっぱなしにする日が多かったからだと予想。11月も寒かったけれど、12月は文字面的にも「はい、真冬到来ですよ~ホワイトクリスマスね~」という印象なので(?)体感も低くなる気がする。こっちは雪降りませんでしたが。
暖房って、オンのときに電気をかなり使うから、こまめにオンオフするよりはつけっぱなしのほうがいい、と聞いたことがあって。これってほんとです?よね? 何時間連続だったら、とか厳密にはあるのだろうけれど、わーいつけっぱなしでいいんだ!とたいへん都合よく解釈してからは、言葉どおりずっとつけていた。

ただ、12月分の電気代アップ率がそこそこ高くてびっくりしたので、ちょっと暖房は控えてみるか~と1月は対策を打つことに。恥を捨てて着ぶくれてみると意外となんとかなる。あと、暖房はちょっとつけただけでも部屋がすごく乾燥するから、その意味では良い点もあった。いや、そこしかないのか。真冬に洗濯物を部屋干しにすると、もう全然乾かなくて(あたりまえ)、ぐにょぐにょの靴下がぐにょぐにょのまま夜を迎えることになり、すまんな、と憐れんだことも何度かある。湿度たっぷりでお肌はややうるおったような気はする。

いくら日中は我慢できても、夜はやっぱり冷えるので、おやすみタイマーにして眠る。そして朝、端的にいって地獄。4時くらいにいったんつけてみると、起きやすくなる。でも7時にはもう切っておいて、それからは1月の室温との戦い……! これを頑張ればきっとめっちゃ節電になるんだ、電気代削減を実現できるんだ、と1ヵ月弱生き延びた。

さて、我慢大会の結果発表は……とドキドキして確認したら、”誤差” レベルだった。もう一度。”誤差” 。エエーッ!?と声出た。あのとき、たしかにわたしはマスオさんだった。ここで泣いてしまうとさらに室温が下がるのでひかえたが、1ヵ月も小生は何をしてきたんだという虚しさがこころを覆う。めちゃくちゃ頑張ったのに! 重ね着に重ね着を重ねてもこもこパワー全開にして、白湯を飲みまくっては束の間のあたたかさに救われていたのに! うおお!
と若干発狂しつつよく見てみると、暖房ではなくて、ちっさいヒーターがめちゃくちゃ電気を食っていることが発覚した。冷風も温風も出るちょっと良いヒーターを、エアコンのない別の部屋でちょこちょこ使っていたのだ。おまえかーーー! 
ちなみにそのヒーターの効きはすさまじくて、コンパクトなのに本当にあっという間にあたたまる。だから重宝していたのだが、いかんせんコストがすんごい高い。ということに、暖房我慢の1ヶ月を経て初めて気づいたのだった。もうよほど寒くないと使わないことに決定。なんまんだぶ。

暖房も月換算すると、日々ちょっと長めにつけるくらいならそれほど電気代に影響はしない。もうね、寒かったらつけましょう。1月になっても、まだ真の寒さじゃないからってヒートテックやぶあついコートを出し惜しんだりするのもね、(したことないけど)やめましょう。あったかいのが一番なんよ。寒いと思考力も低下するといいますし……。
以上、冬の学びでした。ちなみに3月に入ったいまでも、暖房にはお世話になっております。もっと春めいてくれ……そして春服を着させてくれ……

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