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#至福のスイーツ
マシーナリーとも子EX 〜バレンタインの守護者篇〜
「そうか……君のところもダメか。ああ、一度ラインは止めたほうがいい。どこもそうなんだ……。じゃあね。……クソっ!!!」
キッチンを背負うパティシエ姿のサイボーグ、ファイナルメモリー矢野は電話を切ると憎々しげにホットチョコレートを飲み干した。
「また別の会社?」
フルーツパフェをひと匙ひと匙マフラーの中に運びながらネットリテラシーたか子が矢野の様子を伺う。突如矢野のテンパリングが不可能にな
マシーナリーとも子EX 〜徳のバレンタイン篇〜
2045年、2月、池袋……。駅と直結したふたつの百貨店は、厚着をした人類でごった返ししていた! 隙間が見えないほどの人類密度! だが買い物に沸く人類たちはやがて轟音と共に四方へ吹き飛んだ。中心に大爆発が起きたのだ! シンギュラリティのサイボーグ、マシーナリーとも子のグレネードランチャー によって!
「不用心だねえ人類って生き物はよ。サイボーグに殺されるとわかってても買い物したさに外出するんだも