【第7話】 どん底に貶められた一つの電話
相変わらず朝は学校、昼は総菜屋、夜は工場といった生活が続いていました。
夜の工場の仕事が終わり、ちょうどその日は学校が休みだったので、くたくたに疲れた身体を引きずって家まで帰りました。その日はやけにカラスが自分の上空を飛び交っていました。
シャワーを浴びて朝を迎える少し前に眠りに落ちました。
そうすると夢の中で誰か知らない声で自分の名前を呼ぶ声が聞こえて来た。
ハッと目を覚ますと自分の携帯電話が鳴っていました。
知らない番号だ。
恐る恐る出てみると均質で無機質な声で
「先月